子どもが産まれて、初めての専用の乗り物ともいえるのが「ベビーカー」ですよね。
おんぶや抱っこで常に子供と肌を密着させていた人も、ベビーカーが使えるようになると、
少しだけ子どもとの距離が置けてホッとできるようになります。
そんなベビーカーについて選び方や注意点、さらに夏の暑さ対策や嫌がって乗ってくれない
ときなどのコツを紹介します。
ベビーカーはいつから使えばいい?
ベビーカーっていつから使い始めればいいのか?
いつまでにどんなものを買えばいいのか?と気になりますよね。
ベビーカーにはA型、B型の2タイプがあります。
この型の違いは、基本的に子どもの月齢で使える時期が異なるんです。
A型は、新生児期を過ぎた生後1ヶ月頃から使えるものが多いです。
ただ機種(車種?)によっては月齢が生後3ヶ月からしか使用できないものもあるので、
まずベビーカーを選ぶときは、その機種の使用可能な月齢を確認するのがいいですね。
A型は首が座る前の赤ちゃんから使用することができますので、
B型に比べると本体が大きい、重い、高いという欠点はありますが、
両対面式(赤ちゃんの顔を前方か後方に乗せる向きを変えられるもの)の
ものが多いので、子供が親の顔を見ていられるので安心できるということと
長いあいだ使える、という長所があります。
B型は、お座りのできる生後7ヶ月ごろから使用することができますので、
A型のように両対面式のものは、あまり見かけませんが、
これは子供が母親以外にも、周りのものに興味を示すようになる時期に
なってきているからです。
そのためコンパクトで軽く、価格帯もA型よりリーズナブルです。
また低月齢(だいたい生後1ヶ月~4ヶ月ぐらいまで)のときはA型を使用して、
その後に赤ちゃんの成長や体重の増加によって、B型をセカンドベビーカーとして
使っていた友人もいます。
ベビーカーはA型とB型という2分類だけですが、種類が多いのでとても迷います。
その中から選ぶポイントは家庭環境、つまり使い方によって決めるのがいいですよ。
私は生後1ヶ月から使用できる両対面式のA型を購入しました。
また、ベビーカーを選ぶときにポイントにしたのが、軽さと開閉の動作が片手で
できるものというところでした。
これをポイントとしたのは、私は車で買い物に行くので、子どもを抱いたまま、
車にベビーカーの乗せ降ろしができなければならなかったからです。
また車のチャイルドシートからベビーカーに乗せ変えなければならないときにも
A型は重くて安定しているので、重いという欠点は逆に長所にもなりました。
車を頻繁に使うのでなければ、走行させやすく子供への振動も少ないエアタイヤの
ベビーカーも候補になったかも知れませんが、例えばショッピングモールの段差や
ベビーカーに乗せた子供がグズったときに、素早く子どもを抱き上げてベビーカーを
開閉しなければならない場面などもあったので、片手で開閉できないと大変ですよ。
ベビーカーは、ブランドやデザインの好み、希望予算などもありますが、
自分の使い方で重視するべきだということを忘れないでくださいね。
またネットやパンフレットの情報だけでなく、実際にいろいろなお店で現物を見て、
それぞれの製品を比較して検討しておく方が、買うときにあれこれ悩まずに済みますよ。
ベビーカーっていつ頃から準備すればいいの?
一般的にベビーカーは出産して、少し落ち着いてから準備しても大丈夫だと
言われています。というのも、実際に子供と外出ができるようになるのは、
1ヶ月の健診が終わってからになるからです。
ただ私は、出産前に準備しておきました。
というのも、子どもの1ヶ月の健診に連れていくときに使うことができることと
車をよく使うので、子供を早くベビーカーに慣れさせておきたかったからです。
出産前からいろいろと赤ちゃんがいる生活や、起こりそうな状況を予想して、
早めに用意をしておいたので、1ヶ月検診に連れて行くのも快適でしたよ。
ただ、先ほども述べましたが、新生児の時期から使えるA型のベビーカーは
B型に比べると価格は少し高めになります。
新生児はいろいろと揃えるものも多いので、なるべくベビーカーの購入額を
安く抑えたい人(もちろん「安かろう悪かろう」は論外として)もいるでしょう。
そんな人にはベビーカーをレンタルするしているところもありますよ。
例えば・・・
A型は高額なのでレンタルにして、月齢が7ヶ月ごろにB型を購入するというだけで
かなり出費を減らすことができるんです。
A型とB型は、おおむね子どもの月齢で変わってくるので(個人差はありますが)、
月齢とおおよその体格を基準にレンタル期間と購入を比較して考えるといいですよ。
夏のベビーカー対策
ベビーカーの中が意外と暑いというのを知っていますか?
アスファルトに近ければ近いほど地面の照り返す熱をが強いので、明らかに
夏はベビーカーに乗る子供のほうが、大人よりも暑さを感じているはずです。
赤ちゃんだけでなく、もう少し大きくなった子供でも、まだ体温を調節する機能が
大人のように発達していないため、ものすごく汗をかきます。
汗の吸い取りやすい涼しい衣類や、市販の暑さ対策のグッズを使って体温を
調節してあげてくださいね。
さて、ベビーカーの暑さ対策もいろいろあるのですが、私が一番効果があったと
思うのは、冷却シートを敷く、冷却スプレーや保冷剤などを使って、赤ちゃんや
子供がダイレクトに触れる背中の部分を冷やすことでした。
特に冷却シートにポケットがついていて、中に保冷剤が入れられるものは、
シートと保冷剤の両方からの冷却効果があって、長時間のお出かけでもひんやり
が長く続くのでいいですよ。
また保冷剤は冷凍しても、ジェル状の柔らかい状態で固くならないものが
冷却シートや子供の身体にフィットするので、とても使いやすかったです。
ベビーカーに取り付けられる専用の小さい扇風機は、羽に指が触れないよう
カバーがかかっていたり、羽が柔らかいので安心して使うことができました。
(ただ真夏の焼けるようなアスファルトの上では効果が薄かったですが)
扇風機そのものは、ベビーカーから取り外しても使えるので、車の中や、
ベビーカーを畳んだ場所でも役立ち、1つ持っていると重宝しました。
あとは道路からの照り返しを防ぐために、ベビーカーの裏側に貼りつける
「照り返しシート」などもありますし、いろいろなものを使って、
夏のベビーカーの暑さを少しでも、やわらげてあげたいですよね。
シートベルトに取り付ける、ベビーカー用の温度計もあったほうが、
自分の体感ではなく視覚でベビーカーの中の温度の状態がわかるので、
真夏のお出かけには必需品ですよ。
ベビーカーを嫌がる子には
実はベビーカーを嫌がって、泣き出す子どもは多いです。
これはママにとって、大きな悩みになることもあります。
なぜベビーカーに乗せると泣いてしまうのか・・・??
これはほとんど場合、赤ちゃんにとって不快感や不安が強いからです。
ママ友にもよく聞いたことなんですが、泣く理由は・・・
ベビーカーでママの顔が見えない不安、シートの座り心地などが不快、
飽きてしまった、などが原因になっていることが多かったです。
うちの子もベビーカーに乗せると泣かなくなるまで、かなり時間がかかりました。
使っていたベビーカーは、シートの向きが変えられる両対面式だったので、
私のほうに向けていることが長かったです。
どうやら私の顔が見えると安心するのか、グズらすに乗ってくれることが多かったので
月齢は関係なく、シートの向きをママの顔が見える方向に変えることのできる両対面型
のほうが使いやすいと感じましたね。
またベビーカーに、オモチャや子どものお気に入りのものを一緒に乗せる、というのも
かなり効果がありました。うちの子は月齢が進んでくると、周りを見るようになって、
ずっと私の方を向いていなくても泣かなくなってきましたが、オモチャやお気に入りの
ものがあれば、長い時間でも飽きずに乗ってくれていましたよ。
ベビーカーでは、親が子にあわせてあげましょう
ベビーカーには種類もいろいろありますが、最優先すべきは子供に合ったサイズものを
選ぶことです。また親がいつからどのように使いたいかで、ベビーカーの型式などが
変わってくるので、まずは使うタイミングを考えてから準備するのがいいでしょう。
ベビーカーを嫌がって泣いてしまうのは不安や不快感を感じていることが多く、
なぜ泣いているのか、その原因を探してあげることも大切です。
例えば子育ての先輩から譲り受けたベビーカーは、その臭いや形状が我が子に
合ってしていなくて、不快感を感じているということもありますよ。
また、子どもは声をかけるだけで安心することもありますから、
ベビーカーに乗せていても、おんぶしたり抱いたりしているときと同じように、
子どもに話しかけたり歌ったりしながら、ママも一緒に散歩を楽しむようにすると、
だんだんと子供もベビーカーに乗ることを嫌がらなくなりますよ。