3月は卒業シーズンですね。
高校生までの卒業式では、制服がある学校が多く、またクラス単位の指導があるので、それに合わせていればOKですが、大学の卒業式は高校までの卒業式とは少し違います。大学の卒業式では基本的に服装や髪型などは自由ですし、新入社員研修などと日程が重なってしまっていれば、そちらを優先して出席をしなくても大丈夫なレベルです。
逆に自由がゆえに、髪型や服装などは悩むことがありますよね。大学の卒業式が終わるとほとんどの人はもう社会人。大学生ほど自由な環境ではなくなるので、最後の卒業式ぐらいははっちゃけたいと思う反面、フォーマルなスーツの方がいいのか悩ましいところですよね。また社会人になると髪型も派手に染められないと思えば、派手にしても大丈夫なのだろうかと気になりますよね。
ここでは大学の卒業式の髪型や服装について解説をしたいと思います!
大学生の卒業式はスーツがいい?おしゃれはしても大丈夫?
さきほども言いましたが、大学生の卒業式は高校生までの時のように色々な「規制」という枠がないので、逆に悩んでしまいがちです。基本的に男性の場合はスーツがスタンダードなスタイルでしょう。
ただ美大などの芸術系大学はドレスや仮装、とりわけ京都大学の卒業式などは毎年コスプレで出席する学生で話題になりますが、それ以外の大学だとコスプレなどで出席すると間違いなく異様な姿で浮いてしまいます。
特に卒業式のスタイルにこだわりがない場合は、まだそれほどスーツの数も持っていないと思いますので、成人式や就活で使ったスーツで全く問題ないですよ。ほとんどの学生がリクルートスーツで出席するので、卒業式で目立つ(浮く)ことはありません。
ただ、ちょっとそれだけだと味気ないなぁと思うのであれば、スーツでオシャレをしてみましょう。スーツのオシャレは、これから先の結婚式などでも役に立つので覚えておくと便利ですよ!
スーツは小物を利用するとオシャレ度がアップします。具体的な例としては、カフスボタンやポケットチーフ、ネクタイピンなどは卒業式で使用しても全然OKですので、取り入れてみましょう。
意外と見落としがちなのが靴です。靴も成人式や就活で使った靴(革靴)で構わないのですが、靴が汚れていればピカピカに磨いておきましょう。いくらスーツや小物でオシャレをしても、靴が汚れていると全体としての印象が悪くなってしまいます。また出かける前に靴を磨くのはビジネスシーンでも必須の事項ですよ。
ネクタイは派手なものでも大丈夫です。スーツ自体もよほど派手でなければ、ストライプ模様が入ったものや、色付きのものでも構いません。ただ卒業式に合わせて新調するのであれば、卒業式だけのためではなく就職してからも使える色やデザインのものにしておいたほうがいいですよ。新卒の時の給料では、なかなかスーツを買うところまで予算が回りませんからね。
大学の卒業式での髪型は?染めてもいい?
大学の卒業式では髪型も自由です。男性の場合は、正直言って大学の卒業式にふさわしい髪型というのは特にありません。清潔感を出したいのなら短髪の方がいいでしょうし、特に気にしていないのなら普段のままでOKです。
髪を染めることも自由です。学生として残り少ないので、派手な髪色にするのもいいでしょう。ただし会社に入社するまでにしっかりと色を落とせることが前提です。派手な髪型のままでは一部のクリエイティブな会社以外では学生時代には考えられなかったほど外見を重視されますので、逆に会社の風紀を乱すと思われて入社した時から悪い印象を与えてしまいます。また普段は地毛なのに、卒業式の時だけ髪を染めるというのは止めておいた方がいいです。大学の卒業式で茶髪デビューなんて、あまりにも遅すぎますよ。
大学の卒業式の総括として
基本は全体のコーディネートに合わせた髪色を選んで、こだわりがなければ普段通りというのがいいと思います。ただ普段からワックスやムースなどの整髪剤を使わないボサボサ頭の人や、無精ヒゲも社会人になると相手に良い印象を与えませんので、きちんと整えてから卒業式に臨みましょう。
ただここに書いたのは無難にこなす、言い換えればスタンダードな場合です。大学の卒業式は自由ですので、逆に一生に一度だから学生生活の最後の締めくくりとして盛大に楽しみたいという人は、どんなに派手な格好でも派手や髪型にしても構いません。
学生気分でいられるのもあと少しです。卒業式が終わったら大学院や専門学校などに行かない人、つまりほとんどの人は就職をして社会人になります。学生気分とは区切りをしっかりつけて、立派な社会人になれるように頑張ってくださいね!