今までまだまだ子供だと思っていた男の子が、もう学校を卒業して社会人として歩み出していくのかと思うとなんだか感慨深いものを感じますね。そんな男の子の就職が決まった特に贈るのが就職祝いに何をあげるのが喜ばれるのでしょうか?
高価なすぎるものをあげて困らせるのも嫌ですが、逆に安すぎるものでがっかりさせるのも可哀想です。ここでは、男の子の就職祝いで何をあげるのがいいか迷っている方に説明したいと思います!
就職祝いに何をあげようか?
まず就職祝いを商品で贈る場合ですが、やっぱり使ってもらえるものが喜ばれますね。就職祝いには新たに社会人の一員として生きていくわけですから、社会人の生活で使えるものが定番です。金額の相場としては5,000円から高くても30,000円ぐらいのもので構いません。自分の子供の場合は就職祝いとして高級時計などをあげる場合もありますが、甥にまであまり高級なものを贈ると、本人や親を困惑させてしまうだけなので、金額の高いものを贈ればいいというものではありません。
さて、男の子の就職祝いでいちばん多いのはネクタイです。ネクタイは値段も手頃で、かさばらず、何本あっても困らないので就職祝いとしてぴったりです。私も就職祝いとして、親戚からもらったネクタイを仕事で使っています。
ネクタイ以外では、印鑑ケース、ベルト、定期入れなど、やはりビジネスでよく使うものが定番といっていいでしょう。これらは就職祝いの定番ですので、就職シーズンになると用品店でも就職祝いとして包装をしてくれたり、品数もく取り揃えています。どのアイテムが人気があるかなどの情報も教えてくれるので、時期になったら行ってみるといいですよ。
特に革製品は使っているうちに馴染んでくるので、社会人として頑張っているうちにだんだん色が変化していくのがいいですよね。仕事で使うものには、ちょっと良いレザー製品は自分では高くてなかなか買うこともありませんし、オシャレな印象を持ってもらえるので、就職祝いにはぴったりですね。。
就職祝いを現金で贈るときののし袋の書き方は?
就職祝いに現金を渡すこともあるでしょう。どちらかといえば、こちらのほうが商品を贈るより一般的かもしれませんね。「現金はちょっと・・・」と感じる方はギフト券でも構いませんし、自分で就職祝いを選ぶのに不安だったり、相手の好きなものを買って欲しいと思うときには現金やギフト券の方が無難とも言えますね。
ただ現金や商品券を自分の財布から出して、裸のまま渡すのは常識外れだと思われるので、現金やギフト券をあげる場合は必ず「祝儀袋」や「のし袋」に入れて相手に渡すようにしましょう。
祝儀袋にはいろいろありますが、まず気を付けなければならないのは「水引き」の結び方です。これは大きく分けて「蝶結び」と「結び切り」の2種類がありますが、就職祝いで使うのは「蝶結び」のほうなので間違えないでください。
これは「蝶結び」は何度お祝いがあってもいいもの、「結び切り」は1度だけのお祝いという使い分けがされているんですね。就職祝いは何度あってもおめでたいものなので「蝶結び」です。「就職が何度もあるのはおめでたいことなの?」と思うかも知れませんが、定年して再就職するというようなことを考えれば何度あってもおめでたいということが納得できるでしょう。また「水引」の色は紅白5本のものが一般的です。金銀の蝶結びの水引は長寿のお祝いに使うものなので、就職祝いには不釣り合いです。
祝儀袋の表書きには、上段には「御祝」「就職御祝」など、下段には自分の名前をフルネームで書きます。フルネームで書くのは親戚だと同じ苗字になってしまうので、誰からのお祝いかわからなくなってしまうからです。また多人数(おおよそ3人を超える場合)の連名でお祝いをする場合は「〇〇一同」として、個別の名前は中袋に書いておいた方がいいですね。また文字は毛筆(筆ペン)で書くのがいいですが、書き慣れていない場合は太い水性サインペン(油性マジックはにじむことがあります)でも大丈夫です。
就職祝いのまとめ
就職祝いですが、子供の頃から知っている子が就職すると自分の子が成長したように嬉しいですよね。しかし、いくら嬉しいからといっても、不相応で相手のことを考えない高額な就職祝いを渡すのは考えものです。
もし就職祝いが思いつかなかったら何が欲しいか聞いてみましょう。相手はもう学生ではなく社会人ですので、しっかりわきまえた上で欲しいものを答えてくれるはずです。
そうして、お祝いの気持ちをしっかりと渡して、子が社会人として頑張っていくのを温かく見守りましょう。