中学の入学で準備するのはどんなもの?中学準備講座や英語についても教えて!

中学校の校舎育児
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小学校を卒業して中学校に入学するまでの春休み。中学校の準備を、その春休みの期間にやっておけばいいと考えて悠長に構えていると間に合わないものも出てきます。小学校と中学校、同じ義務教育なのに準備を怠ると取り返しが付かなくなるものもあるんですよ。そんな小学校から中学校へ進学するときの親の準備と、子供に行わせた方がいいことを、私の経験談を踏まえて紹介します。

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中学校の入学で準備しておかなければならないものは?

新入学の中学生

中学入学の準備は小学校を卒業するまでに保護者への説明会があるので、それをそのまま用意するだけで大丈夫です。ただ「いつ頃買うべきか」などという細かいことまではあまり教えてくれない(中学校としては「入学までに揃えてもらえばいい」というスタンスですね)ので、「3月になってからいいか」とのんびり構えていると、あわただしくなりますので、2月中には全て揃えておくようにしておきましょう。

制服

学生服

特に女の子の制服は、予想以上に早い時期に注文を締め切るので、早めに採寸などを済ませてオーダーしておきましょう。私の子が通う中学校では1月末で締め切っていたようです。男の子の場合は、通常の詰襟の学生服なら既製品なので、女の子の制服ほど慌てて買わなくても大丈夫ですが、地域によっては小学校の卒業式に着ることもあります(実はうちの子の小学校はこれが主流でした)ので、遅くとも3月の上旬までには手元にあるほうが安心できますね。また制帽やカッターシャツも忘れずに準備しておきましょう。名札や校章などは入学後に渡されることがほとんどですので、慌てなくても大丈夫ですよ。

学校指定のもの

体操服を着て走る中学生

体操着と体育館用の靴などの一式、上履き(指定)、運動靴(白のみ)、靴下(白)、指定カバン、給食着なども必要です。もっとも大半のものは小学校の時に使っていたものを、そのまま使うことができるので、箸とかナプキンとか上履き入れなどは、学校指定のものでない限り「中学校に進学したから」といってわざわざ新しく買ったり作ったりしなくてもいいですよ。

通学用自転車

自転車通学

中学生になると学校までの距離が遠かったりすると自転車通学になるので、通学用の自転車を用意しなければなりません。特に私の子が通う学校では「ママチャリ、シルバー、ギア付き」という細かい指定があったので、手頃な価格のものが売り切れないうちに、早めに購入しました。また早めに準備しておけば実際に中学校に通うまでに子供に乗り慣らせておくこともできますよ。我が家は山岳地帯で坂道が多いのですが、初めて乗るギア付きの自転車は子供にとってギアを変えるタイミングがつかめず、最初は戸惑ってふらついていることもありました。ちなみに私の子が買った自転車は、平均的なものだったのですが5万円ぐらいでした。もちろんメーカーやデザイン、パンクしないタイヤなどにこだわると値段は高くなりますよ。

子供の意識を変えさせる

考える中学生

また中学校に入学すると、小学校の時と比べると意外と先生と親との連絡が小学校と比べるとアバウトになるので「え?」って思うことが結構ありました。というのも、小学校では親へのお知らせが事細かくプリントなどで連絡が届いていたので、それに慣れていると中学校って何も連絡がない、と思ってしまいまいがちです。

実際には先生が子供に伝えてくれているのですが、うちの子みたいに忘れん坊な子供だと、家に帰って何も言わないとか、すっかり忘れてしまって報告しないなどで、忘れ物だらけになります。また先生と保護者の連絡帳というものもないので、学校との連絡や報告は子供の記憶力と親への報告だけが頼みの綱です。まず中学校に入学する前に、子供に「小学校と中学校は違う」ということを話しておきましょう。中学生になると電車やバスも大人料金になるので「あなたはもう子供じゃないんだよ」というようなことで意識させてもいいですね。

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中学準備講座ってどんなもの?

塾

中学準備といえば、冬休みが明ける頃から、あちこちで「中学準備講座」という言葉を耳にするようになりますよね。テレビCMなどでも塾や進研ゼミなどで宣伝しているのをよく見かけます。この「中学準備講座」というのは、簡単に言えば「中学に入学するまでの数週間~数か月間で小学校6年間で習ったことを総復習する」といったものです。

結局、勉強というのは積み重ねなので、小学校で習ったことを理解できていないと中学の勉強も理解できないということなんです。言い換えると小学校の勉強が基礎になり、中学校の勉強は小学校の勉強の応用や、さらに掘り下げて発展させていくようなものですから、このような小学校の総復習のような講座に人気があるのでしょう。

私の子の中学校では、入学するとすぐにテストがありました。範囲は小学校6年間で習った勉強のうち、どんなものが問われるのかわからないという実力試験のようなものです。「中学準備講座」をやったかやらないかで、このテストの点数差にかなり開きが出ていました。

ただ、勉強嫌いな子でも塾に通わせたり、通信講座を受けさせるだけで成績がよくなる、ということではないんですよね。私のまわりにも塾や通信講座などで勉強する環境を作ってやれば、小学校の復習ができると思っている親も多かったですが、結局は子供次第。たとえ塾や通信講座を受けさせても、塾での授業中にぼーっとしていたり、通信講座もやらなければ意味がないんですよね。意外と親が勘違いに陥りがちなところです。

実際、私の子にも進研ゼミの中学準備講座(通講講座)をやらせようと申し込みましたが、春休みは勉強をせずにゲームばかりやっていたので、入学早々のテストは散々な結果でした。最近の通信講座は私が子供の頃のように問題も回答も郵送でやりとりをしていたのとは違い、タブレットで問題を解いたり、すぐに答え合わせができるので、ゲーム感覚で格段にやりやすくなっているというのに、本人にやる気がなかったため無駄に終わってしまいました。中学準備講座も子供任せにするのではなく、親も子供がやっているか確認をしなければ効果がありませんね。

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中学では英語が本格的にスタート!その準備も

英語を勉強する中学生

中学に入ると英語の授業があるので、苦手意識を持たないためにも中学校に入学する前に英語の苦手意識は払拭しておいたほうがいいです。

かつては中学に入ってから初めて英語に触れていましたが、今では小学校高学年になると週に数回くらい英語の時間があります。私の子供の学校では常に外国人の先生が教えてくれましたが、英語を習うというよりは英語と触れ合うという感じに近かったです。簡単に言えばゲームのような感覚でしたので、小学校時代は楽しく習っていました。

しかし、中学校に入ると本格的に英語の授業が始まります。ここで英語に対する苦手意識があると授業が大変です。うちの子は英語に苦手意識があるようで、テストの成績も良くありません。

1学期は英単語が中心の簡単なものだけでしたが、2学期からは文章が増えてきます。とはいえ、1学期の単語などはひたすら暗記するだけですし、2学期の文章も最初はそんなに難しくはありません。本人が授業中にまじめに取り組んでいれば、そんなに難しいというほどのものではありません。教科書も昔のものとは違い、説明が至れり尽くせりといった感じで、とてもわかりやすくなっています。ただうちの子のようにいちど苦手意識を持ってしまうと、アルファベットを見ただけで「難しい」と拒絶反応のようなものを起こしてしまうようなんです。

このようなことにならないためにも、中学校に入学する前に主要4科目(国語・算数・理科・社会)の復習だけでなく、英語に興味を持たせておくということもやっておいてほうがいいですよ。最近では電車やバスに乗っても、行先表示や駅名などが英語で車内に表示されるので、そんな日常的なところからアルファベットや簡単な英単語を見つけて親しませておくのも効果がありそうな気がします。

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中学校への入学準備のまとめ

頑張る中学生

中学準備は小学校ほど細かくはないので、制服などにお金はかかりますが、小学校入学のときのように大変ではありません。小学校の準備で一番大変だったのは、袋物を作ったり、名前付けをすることでしたからね。また中学校では小学校で使っていたものがそのまま使えるものも多いですよ。

ただ子供は小学校のときと比べると準備しておかなければならないことは増えてきます。とくに小学校6年間で学んだことを復習しておかないと、中学校に入学してからの授業は解らないことだらけになってきます。また中学から本格的に英語の授業が始まりますので、苦手意識を持たないように家庭でも英単語を意識させておくようにしましょう。

あとは中学校になるとクラブ活動も盛んになります。小学校の時にやっていたクラブを継続してもいいですし、新たなクラブ活動を始めてもいいですね。ただクラブ活動は基本的に中学校の3年間は変えることができないので、中学校に入学する前に、どんなクラブに入りたいか子供に慎重に考えさせておいた方がいいですよ。