春の選抜高校野球の場合は、夏とは違い普段出られないような高校も出場することもあり、その分大どんでん返しが起こることもあります。また春夏連覇がかかっていたりと、見所も多いですよね。
その選抜高校野球ですが驚くような記録があるんですよ。ここでは、選抜高校野球での記録について解説をしたいと思います!
選抜高校野球の最多得点は何点?
選抜高校野球は、組み合わせによっては強豪チームが21世紀枠のチームに当たることもあり、スコアが一方的なものになってしまうことがあります。では選抜高校野球での1試合の最多得点は何点でしょうか?
それは昭和12年に兵庫県にある滝川高校が記録した27点が最多得点です。まるでラグビーやアメリカンフットボールのような点数ですね。ちなみに夏の大会(選手権大会)も含めると、1試合の最多得点は大阪府にあるPL学園の29点というのがあります。残念ながら今は野球部が休部中とはいえ、さすがはPL学園ですね。
春の選抜高校野球の場合は歴代2位の記録は、2019年に記録された山梨学院の24点というのがあります。これは最近の記録ですので覚えている方も多いでしょう。
ところで夏の大会の地方予選では大きく点差が開いた時には「コールドゲーム」というのがありますよね。具体的にいえば「5回以降で10点差が付いている場合、もしくは7回以降で7点差が付いている場合」にはコールドゲームになってしまう(準決勝や決勝戦では適用されないこともあります)のですが、全国大会の甲子園球場で行われる高校野球では春・夏の大会ともに点数差によるコールドゲームはありません。
稀に悪天候によるコールドゲームは存在するのですが、点数差によるコールドゲームは存在しないので、上記のような試合結果でも9回まで試合を行います。最後まで諦めないという気持ちはもちろん素晴らしいのですが、さすがに・・・というものがありますよね。
個人的には一方的な試合になると、ピッチャーが可哀そうな気持ちになってしまうので、コールドゲームの制度を全国大会でも導入したほうがいいと思うでのすが、今のところ甲子園球場でのコールドゲームが導入される予定はないようです。
選抜高校野球の最多優勝回数はどこの高校?
では選抜高校野球で最多の優勝回数を誇る高校はどこなのでしょうか?
意外だと思われるかもしれませんが、愛知県の東邦高校で優勝回数は5回でトップです。また優勝回数が多いということで必然的に試合数も勝利回数も多くなるのですが、東邦高校は選抜高校野球の最多勝利回数の記録も持っており、その数は56回にのぼります。
続いて2位は同じく愛知県の中京大中京高校で優勝回数は4回、3位は県立岐阜商業高校(岐阜)、広陵高校(広島)、PL学園(大阪)、横浜高校(神奈川)、箕島高校(和歌山)、大阪桐蔭高校(大阪)の優勝回数3回となっています。こうしてみると春の選抜高校野球は東海と近畿の高校が強い大会だというのがよくわかりますね。
また都道府県別の歴代優勝校も愛知県と大阪府が並んで11回と断トツで、以下は6回の神奈川県、兵庫県、5回の東京都(東東京と西東京の合計)、和歌山県、広島県、徳島県となっています。都道府県別でも西日本勢の方が強い傾向がありますね。
このような記録に注目して選抜高校野球を見るのも楽しみですね。
選抜高校野球のまとめ
高校野球はまさに青春!という感じがしていいですよね!個人的には名の知れた全国の強豪校が勝ち進んでいてもいいのですが、公立高校が旋風を巻き起こす展開が一番好きだったりします。
また高校を卒業して結構な年月が過ぎていても、自分の卒業した学校ではなくても地元や出身地のが高校が勝ち進んでいくと何となく誇らしい気持ちになりますよね。今年も球児たちには精一杯に頑張ってもらって感動させて欲しいものですね!