子供の習い事はいつ頃から何をさせる?

育児
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子供の習い事はいつから始めるべきなのでしょう?

今は小学校に入る前から、すでに習い事を始めている子も多いですよね。

私の子供も習い事について、始める年齢と種類、月謝などの金額が気になったので

いろいろな年齢のときに、いろいろと悩んだことがあるんです。

今は産まれてすぐにできるような習い事も増えてきているんですよ。

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子供の習い事はいつから?

いちばん早いのは0歳児から

私が習い事について考えたのが、まだ子供が0歳児の赤ちゃんの時でした。

これは、赤ちゃんのうちから英語を聞かせ始めたほうがいいと言う話を、その当時に

読んでいた育児書で見かけたのがきっかけです。

 

0歳児、1歳児での英語教室はあまりにも早すぎるのでは?と考える人もいるでしょう。

でも習い事の内容は、子供の発達に合わせたカリキュラムになっていて、そのカリキュラム通りに

授業というか、レッスンが進められていくので、この年齢でも早すぎるということはありません。

 

これは英語教室だけでなく、音楽教室でも言われていることなのですが、0歳児から3歳児ごろは、

特に耳の能力(聴力)が優れていて、発達もしやすいので、このころから英語や音楽に触れるのは、

それ以降に始める場合よりも、とても効果があると言われていることなんですよ。

 

英語教室に長く通わせていたせいか、うちの子供は我々のような大人と違って英語を外国語ではなく

日本語と同じように思っているのか、英語教室で習った歌をゴキゲンで歌うこともありました。

 

0歳児からの習い事には、英会話や音楽教室の他にも、ベビーマッサージ、ベビーダンス、リトミック、

ベビースイミングなどいろいろなものがありますが、ほとんどが親子で一緒にやるものです。

そのため、お母さんと子供のコミュニケーションにもなりますし、子供にとって貴重な集団での

社会経験を早くから知ることができるので、幼稚園や小学校での集団生活に慣れるのが早くなることも

魅力でした。

 

また日中はいつも親子2人で過ごしている母親にとっても、同世代の母親の友人ができますので、

(いわゆる「ママ友」ですね)同じ育児の悩みを持っている人も多く、また既に0歳児より上の子を

育てた経験のあるママ友には、自分の悩みの相談を聞いてもらったり、アドバイスをもらえたり

子育てのヒントをもらったこともあるので、子供だけでなく母親にとっても有意義な時間に

なることが多かったです。

 

またこのような習い事は、民間経営の教室だけではなく、子育て支援センターや近くの公民館などでも

教室が開催されていることもありますので、まずは実際にどのようなカリキュラムを行われているか

住んでいる場所の公共施設(市町村役場に聞けば教えてくれます)で調べて、子供と一緒に体験してから、

本格的に始めるかどうか考えてみるのがいいですよ。

ちなみに体験教室は、民間経営の教室でもほとんど無料で受講することができます。

 

習い事を始める子が多いのは3歳~4歳

子供が習い事を始める年齢で1番多いのが、3歳から4歳くらいですね。

私の周りでも、3歳児~4歳児ぐらいから、何らかの習い事を始めている子供が多いです。

 

これは、このぐらいの年齢になってくると保育園や幼稚園で集団生活を始める子もいることや、

短い時間や簡単なことなら子供が自分である程度のことを自分だけでできるようになるので、

母子分離の習い事(いわゆる子供たちだけの「グループレッスン」ですね)が増えてくるのも、

このくらいの年齢を対象にしているからです。

 

また保育園や幼稚園でも、サッカー、空手、新体操、英語などを課外教室として

教えているところもあるんです。

実は私が自分の子供の幼稚園を選ぶときには、この課外授業も決める重要なポイントで、

幼稚園でやっている課外授業で、子供が「本格的にやりたい」と言うものがあれば、

やらせてみようと思っています。

 

0歳児や1歳児の習い事は、親がやらせたいことあって、子供の意思とは無関係ですが、

このぐらいの年齢になってくると、早い子なら「自分でこれをやりたい」というものも

出てくることもあるでしょう。

 

特に保育園や幼稚園で自分がやってきたことや、自分の友達がやっていることには、

なんにでも興味を持つ年齢でもあるので、本人が「やりたい!」「やってみたい!」と

言うものをやらせるのが一番ですよね。

 

また自分から「やりたい」と言ったモノのほうが、長く続けてくれる気がしませんか?

 

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子供の習い事の月謝はいくらぐらい?

子供の習い事には、どのくらいお金(月謝)がかかるものなのか気になりますよね。

具体的な相場はどのぐらいのものでしょうか?

 

もちろん習い事の種類や月のレッスンの回数、グループレッスン、個人レッスンなどによって、

かなりの金額の開きはありますが、乳幼児の習い事でかかる費用の平均の平均の目安としては

おおむね月5,000円~20,000円程度ぐらいが相場です

 

習い事には、大別してスイミングやサッカーなどの体育系、音楽教室や絵画などの文化系、

英語や数学などの学習系などの分野に分かれますが、それぞれの分野についての月謝の金額を、

私の友人に聞いたり、実際に教室に問い合わせたりしてみたところ・・・

  • 体育系  月5,000円~15,000円程度
  • 文科系  月8,000円~20,000円前後
  • 学習系  月8,000円~15,000円前後

となるみたいです。(グループレッスンの場合)

また月謝以外にも、初回に入会金、レッスンの進行度合いによって教材費(文科系・学習系)、

子供の成長に合わせた着衣や靴(体育系)などが別途で必要になるケースもあります。

 

世帯収入と子供の習い事に使う費用の比率は?

いくら子供が「やりたい」といっても、家計の収入とのバランスを考えることは大切です

例えば最も高額な習い事の1つとされていフィギュアスケートなどは、初心者でも月謝だけで

月20,000円~30,000円、さらにクラブに所属すると年間100万円以上が必要といわれています。

 

では子供の習い事との費用と世帯収入との割合はどのぐらいにすればいいのでしょうか?

これは子供が小さいうちは、「手取年収の5%以内が良い」とされています。

手取年収とは税込年収ではなく税金や社会保険などを引いた後の自分の手元に残るお金の方です。

つまり「手取年収が300万円なら、年間15万円(月額12,000円前後)」が妥当ということですね。

この金額を超えてしまうと「習い事貧乏」と呼ばれる状態になり、子供が中学生や高校生になった時に

預貯金が足りなくなり、進学などに支障をきたす場合がありますので気を付けてください。

 

親なら誰しもが、子供が小さいうちに無限の可能性を引き延ばしてあげたいと思います。

子供がやりたいと言うものは、何でもやらせてやりたいという気持ちは、私も親なのでよく分かります。

しかし、習い事には必ず月謝がかかり、それは毎月必ず払い続けなければなりません。

また月謝だけではなく、子供が成長すれば、体育系の習い事ならユニフォームや靴は小さくなりますし、

文科系や学習系の習い事ならステップアップした次の教材なども必要になるので、月謝以外の費用も

習い事の費用に入れて考えておかなけばなりません。

 

いろいろなことを子供にやらせてやりたい気持ちはわかりますが、その習い事の費用によって家計を圧迫したり

預貯金が不足して、将来の子供の人生の設計に悪影響を与えることがあっては本末転倒です。

家計とのバランスを考えながら、子供が本当にやりたい習い事を見極めてやるのも、親の大切な役目ですよ。

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子供の習い事で人気のあるものは?

習い事は「スポーツ系」「文科系」「勉強系」などの分野に分かれています。

 

スポーツ系の習い事ではスイミング(水泳)に人気があります。

「基礎体力が高まる」「身体が丈夫になる」「精神的に強くなる」などの長所があり、

また全身運動なので肺活量が増え、そのため全身に運ばれる酸素も多くなり、身体の成長を促し、

また筋肉も強くなってケガも少なくなるというのが、人気のある理由です。

ベビースイミングもあるので、0歳児からできる教室もあります。

 

文化系の習い事は鍵盤楽器(ピアノや電子オルガン)が人気です。

鍵盤楽器はグループレッスン、個人レッスンともに人気があり、小さいときから習っていたほうが

音感がつきやすく、感性や集中力を養うことができるというところに人気があります。

また音感以外にも楽譜を読む視覚と理解力、指を動かすことで脳の発達を促して音楽以外の学習にも

いい影響があると言われています。

 

勉強系では、英語教室が人気です。

0歳児から始めることもできますが、小学校に入ると、スポーツ系や文化系の習い事から勉強系に

切り替える家庭も多く、「基礎学力をつけることができる」「学校の授業に備えることができる」などの

長所があります。

特に英語教室は、学校の英語の授業が年々早まってきていることも大きな理由でしょう。

 

とりあえず主な分野から人気の習い事を取り上げてみましたが、習い事はこれだけではなく

さまざまな種類があります。子供には何が合うか、また本人がどんなことをやりたいのか

費用がどのぐらい必要になるのか、親子で話し合って決めるのが一番いいです。

親が一方的に決めた習い事は、決して長続きすることはありません。

 

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子供の習い事のまとめ

習い事は家庭によって、また子供の性格や体格によっていろいろな考え方があります。

私のように「3歳児で本人のやりたいことを決めてしまうのは早いのでは?」と考える親もいますし、

逆に「どうせやるなら早いうちからいろいろなものを体験させたい」と考える親もいるでしょう。

 

習い事にはメリットもデメリットもあります。

平日の習い事なら帰宅が遅くなったり、休日の習い事は家族との時間が減りますし、

場合によっては親の送り迎えが必要になることもあるでしょう。

また保育園や幼稚園、学校の友達と遊ぶ時間も減ってしまうかもしれません。

逆に習い事をすることによって、子供の好奇心や可能性を広げるきっかけになりますし、

習い事を通して別の友達が増えることもあるでしょう。

 

ただ習い事というのは小学校と違って「義務」ではありませんから、子供が自分から

「やりたい」「やってみたい」と言い出してからでも遅くはないとは思いますよ。