子供にパソコンはいつから使わせる?またその時に注意することは

育児
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子供がパソコンに触れ始めるのはいつごろがいいのでしょうか?

またどんなルールや制限をどのように決めるべきなのでしょうか?

セキュリティーの対策はどのようにすればいいのでしょうか?

そんな悩みを持っているあなたに、私の経験も含めてお話ししますね。

 

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子供にはパソコンをいつから使わせるのがいいのでしょう?

いまは子供が小さいころからパソコンに触れる機会が増えていますよね。

私の子供も、幼児期からパソコンで動画サイトを見せることもあったため、3歳くらいの時から

パソコンに接しているような環境でした。

 

さて「子供に何歳ぐらいからパソコンに触らせるのがいいのか?」ということですが、

正直に言ってこれには正解はありません。というのも各家庭の環境によるところが大きいからです。

 

今は小学校の授業でパソコンを使った授業があるので、授業が始まる前にからパソコンの基本ぐらい

教えておきたい、と考える親もいるでしょうし、逆にパソコンの授業が始まる前は自宅でパソコンに

触れさせる必要はない、と考える親もいるでしょう。

 

また普通の学習の通信教育でも教材をパソコンやタブレットでダウンロードして、ネットを使って

解答を提出するというようなものもあるので、一概に「何歳になったらパソコンを始めればいいか」

ということは断言できないのではないでしょうか?

 

ただ先ほども言いましたが、今は学校でパソコンの授業があり、その内容もプログラミングなど、

どんどん教育課程が複雑化している背景があります。

少なくとも授業が始まったときに「キーボードってどれ?」「マウスってなに?」という状態では、

授業についていけないケースも起こらないとは言い切れないので、

遅くとも「小学校の低学年までにパソコンの基本的な操作は教えておく方がいいのではないか」

と感じています。

 

実際に我が家では、学校に通い始める前の未就学児からパソコンに触れさせるていたのですが、

子供の好奇心や想像力を刺激することができるため、幼児期からパソコンに触らせる親も多いです。

パソコンの前段階としてスマホやタブレットに触れさせているママ友も多いですね。

 

さらに私は生活環境の中にパソコンが溶け込んでいることで、パソコンはテレビなどの家電製品と

同じように、早くから子供に慣れ親しんだ存在になってほしい、

言い換えれば「パソコンに対する苦手意識を持たないで欲しい」

と考えていたということもあります。

 

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子供にパソコンを使わせるときのルールは?

ただ、子供にパソコンを触れさせることによるデメリットもあります。

 

これは子供も大人にも同じことがいえますが、パソコンはテレビやゲーム、スマートフォンなどと同様、

長時間の使用は視力低下を引き起こすこともあり、また画面から放出されるブルーライトは体内時計の

不調にもつながり、不眠や眠りが浅くなる傾向がある、と言われています。

 

またパソコンやスマホを深夜まで使って遊んでいて、肝心の学校の勉強をおろそかにしてしまったり、

学校での授業中に眠くなって集中できない、というようなことになっては、パソコンに慣れ親しむ

という目的とは全く違った結果、つまり「パソコン=悪」になることも考えられます。

 

そのため、子供がパソコンを使用するときはルールを決めることが必要になってきますよね。

ただし、パソコンに限らず、子供とルールを作る時には、子供に「自分自身を守るためのルールだ」

ということを理解させながら、子供と一緒に話し合って決めることが重要なんです。

 

親が子供と話し合うことで、どんな危険性があるのか、なぜルールが必要なのかということが子供にも伝わり、

また子供には「自分で決めたルールは守る」という責任感を意識付けさせることができます。

 

実は私は上の子に子供専用のスマホを買い与えたときに、最初に親の私だけで決めたルールを子供に押し付け、

全く聞いてもらえなかったという苦い過去の失敗があります。

 

≫ スマホのルール作りで失敗した記事はこちら ≪

 

私のスマホの失敗は、子供が中学生だったこともあり、親の心配そのものを子供も理解してくれていたので、

その後のルール作りそのものは親子で話し合って決めることができました。

 

しかし子供が未就学児で小さいうちはルールを話し合って決めることは大変な作業です。

まず「こういうことをすると、なぜダメなのか?」ということをかみ砕いて教えるところから始め、

「そうならないようにするには、どんなことが必要か」ということを理解させてから、

「こういうことをしよう」「こういうことはやらないようにしよう」と一緒に話をして、

ようやくルールが決まるんです。

 

正直に言って親は子供の目線で話をしていかなければならないので、相当なエネルギーも必要ですが

これを最初の段階でやっておかないと、パソコン以外のものでも、どんなルールを作っても

守ってもらえなかったですし、長続きさせることもできませんでした。

 

またここまでやっても、子供はすぐにルールを忘れてしまったり、破ってしまうこともあるので、

また根気よく最初から説明しなければならないこともあります。

 

今やパソコンはテレビやエアコンのように簡単に扱える家電製品と変わらなくなってきていますが、

長時間のパソコンの使用することで身体に起こる影響、ネットでのトラブルなどの危険度は、

普通の家電製品とは比べ物にならないので、これを怠ってしまうと取り返しのつかないことにも

成りかねないんです。

 

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子供のパソコンの制限はどうすればいいの?

今はニュースでもよく見かけますが、子供のネット被害が増えています。

もちろん大人の被害も多いのですが、大人よりいろいろな意味で世の中に疎い子供たちのほうが、

簡単にネット被害に合ってしまいやすいんですね。

そんなネット被害に子供が巻き込まれないためにも対策や制限をする必要があるんです。

 

小学生になるとネットを使う機会も増えてきます。

子供がパソコンを使うときには「利用時間を制限する」「ネットの閲覧できるものを制限する」

「アプリやゲームの使用に対する年齢制限」「動画サイトの制限」などは、パソコンの設定や

セキュリティーソフトを使うと簡単に制限をかけることができます。

 

しかし、パソコンの制限やセキュリティーソフトを使っただけでは完璧とはいえません。

安全対策に最も大切なのは、先ほども書きましたが、子供に正しいパソコンの使い方のルールを

親がしっかりと教えることなんです。

 

ただルールだけを作って、あとは子供に任せてしまうということではダメなんです。

未就学児や小学校の低学年ぐらいまでは、子供が単独でパソコンを使うのではなく、

親と一緒にパソコンを使って、一緒に操作しながら正しい使い方を教える、

正しく使えているか確認するということも大切なことです。

そうすることで、最初に決めたルールを頭だけでなく体験して覚えることができます。

 

個人差はありますが小学校の高学年から中学生以上になると、キーボードやマウス操作以外にも

パソコン設定そのものに慣れてくるので、子供が自分の使いやすいようにカスタマイズ設定を

することもできるようになります。

 

そのころになれば、親は小さい時に教えた「ネットの危険性」「パソコンを使う時の注意」よりも

高度な知識を教えて、新たに子供とルールを作る(追加していく)ことがネットのトラブルを

未然に防ぐには必要なことです。

ただしパソコンの知識は子供の方が覚えるのが早いので、親も

「どの設定を変えると、どのようなトラブルが起こる危険があるか」という知識を身に付けて

「この設定は変えてはダメ」ということを子供に伝えていかなければなりません。

今後はますますパソコンは進化し、新しい機能がどんどん追加されていくと思われますので

親もそれを理解できるように努力することも必要です。

 

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子供のパソコンの使い方のまとめ

子供にいつからパソコンを使わせるか悩む親は多いでしょう。

最近はスマホやタブレットを含めたネットは、子供にとっても「普通にあるもの」です。

中には物心のつかないうちから、退屈させないように親に動画サイトを見せられていた子供も

多いのではないでしょうか。それだけ最近の子供にとってネットは身近な存在なんです。

 

また最近では小学校の授業にも国語や算数と同じようにパソコンの時間がありますから

子供にパソコンに触れさせるのは、一概に何歳からがいい、ということはいえませんが、

未就学児や小学校低学年のうちからパソコンに触れる機会があったほうがいいかもしれません。

 

パソコンを使うときは、小さいうちからルールを教えてパソコンは大人がいる環境で使う、

子供が大きくなったら高度なルールを追加していくなど、家庭環境の中でセキュリティーを

意識付けさせて、子供たちに理解させることが最も重要です。

 

子供が自分で危険を理解することが最大のセキュリティーなので、大人はルールだけを決めて子供任せに

するのではなく、子供がどんなことをやっているのかという把握と、子供にはセキュリティに対する

自覚を促すようにしていきたいですよね。