イヤイヤの2歳児とイライラの親!自己嫌悪やノイローゼにならないために

育児
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子育てで授乳期が終わると次にやってくるのが2歳ごろのイヤイヤ期。

この時期は本当に辛くて自己嫌悪に陥ったり、軽いノイローゼ気味になる人も…。

私の子供がイヤイヤ期になった時のことをお話しします。

 

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私の子供は2歳でイヤイヤ期に突入

私の子供は2歳になる手前くらいから「あれイヤ!」「これ違う!」

「これもあれもイヤ!違う!」と言うようになりました。

 

後で聞いて知ったことなんですが、実はこの子供のイヤイヤは理由があるんです。

多少の個人差はありますが、だいたいの子供が2歳ごろから始めるこの行動は、

「イヤイヤ期」と言われており、「第一反抗期」「魔の2歳児」とも呼ばれています。

 

子供が何でも「イヤイヤ」と言うのは発達の段階のひとつで、子供に自我が芽生えて、

心身ともに成長した証なんです。また自分の気持ちを相手に伝えようとすることや、

今まで何でも受け入れていた自分の行動を、否定することによってコントロールできる

ことを学ぶ大切な時期でもあるんですね。

 

とはいっても頭では理解できたとしても、親としては本当に大変な時期です。

とにかく何をするにも、子供がイヤイヤしますからね…。

 

私の子供もイヤイヤ期は、それはもう大変な状態で、

子供の機嫌を取ろうとして、いつもは気に入っているおもちゃを渡しても、

「これキライ」とポイっと投げ捨ててしまうことも1度や2度ではありませんでした。

また外出先では、床に寝転んでグズったり、暴れたりなどを何回も経験しています。

 

特に私は初めての子供、初めての育児だったので、子供にどう接していいのか悩みましたし、

毎日イヤイヤされると、悲しくなったり、イライラしてしまうこともありました。

 

このイヤイヤ期は、いつまで続くのか、気になりまよね?

イヤイヤ期は始まる時期も個人差があり、いつ終わるかという期間も決まっていません。

私の子供は、2歳になる前から「イヤイヤ」が始まり、最終的に症状が治まって

落ち着いてきたのが3歳過ぎたぐらいのことでした。

私の周りの子供も、だいたい3歳~4歳ころには落ち着くようですね。

 

どんなに子供のイヤイヤの理由を理解していても、現実に何度もイヤイヤとされると、

我が子ながら本当にイライラしてしまいます。

でも、このイヤイヤ期は成長の過程なので、親も子供も必ず通らなければならない道です。

だから、この時期の子供の姿にイライラしても、自分を責めないでくださいね。

 

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子供にイライラ、怒って、そして自己嫌悪

イヤイヤ期でなくても、子育てをしているとイライラするときがあると思います。

 

そもそもママには自分の時間は子育てが優先になるので、夜泣きや授乳などで睡眠不足、

つまりママは自分の時間がなく、子供が中心の生活をせざるを得ません。

 

育児以外の家事や掃除なども子供の世話でママ自身のペースで進めることができず、

自分が思うようにできずにイライラすることもあります。

そのストレスを子供にぶつけてしまって、母親としての自信までなくなってしまった人や

イライラばかりしている自分がまるでダメな母親なのではないか?と思ってしまったり、

この気持ちを誰に相談したらいいのかも分からずに、1人で悩んでいるママもいるのでは

ないでしょうか?

 

実は私がそんな感じでした。

子供は可愛いけど、イヤイヤしていたり、癇癪(かんしゃく)を起こしたり、グズったりと、

私の心に余裕がないときは、ついついイライラして、怒ってしまいました。

怒った後で子供は悪くないのは分かっているので、自己嫌悪に陥ってしまい…。

 

特にイヤイヤ期は、何でもかんでも子供が私に反抗しているように思えてしまって、

私のイライラは毎日MAXになっていました。

でも2歳くらいの子供だと、言葉で自分の気持ちを表現することができないですよね。

はっきり伝えることができないもどかしさや、自分でもどうしていいのか分からなくて

起こしてしまう行動が「イヤイヤ期」なのかもしれないと思うようになってから、

少しだけ気持ちに余裕ができました。といっても、それだけでイライラが消えた、

ということではなかったので、それは私の母親としての至らなかったところだな、と

今でも反省しています。

 

イヤイヤ期の子供が2歳なら、私も母親2歳の新人です。

子供との接し方や育児に悩んで、時にイライラして、そうやって子供と一緒に成長して、

ようやく一人前の母親になっていくのかもしれません。

子供のイヤイヤでイライラしてしまったら、深呼吸して気持ちを落ち着かせてから、

しっかりと子供の身体だけでなく心まで抱きしめてあげてくださいね。

 

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育児ノイローゼになりそうなら、まず相談しましょう

育児ノイローゼとは、どのような状態のことなのか知っていますか?

育児にかかわるストレスの影響で、精神的に不安定になってしまう状態のこと言います。

 

産後うつも育児ノイローゼに似ています。

産後うつは、育児へのプレッシャーや不安などがストレスになって発症するもので、

睡眠障害やうつ状態になったりしてママが情緒不安定になることを言います。

 

「産後うつ」も「育児ノイローゼ」も誰もがなる可能性があります。

育児ノイローゼは、協力者がいない状態で1人で育児のストレスを抱えていて、

完璧主義や責任感が強い人ほどなりやすいと言われています。

ささいなことでもイライラする、思考力の低下、興味関心の薄れ、マイナス思考、

不眠、外出をしなくなる、社交性がなくなるなどが、育児ノイローゼの症状です。

原因はホルモンバランスや自律神経の乱れ、子供と2人だけの時間が長い、

夫の理解・協力がない、核家族で頼れる親がいない、などが多いと言われますので

該当する人は充分に注意してください。

 

実は私も軽い育児ノイローゼだったときがあります。

私の夫は転勤族なので、突然知らない土地に行って、親や兄弟姉妹、親戚どころか友人さえ

誰一人いない状態の中で、孤独感と「これからどうやってこの子を育てていけばいいのだろう」

と暗澹(あんたん)とした将来の不安を抱えたまま子育てをしていました。

 

実家からは離れたところだったので、頻繁に親の協力も得られることもなく、当然ながら

夫も休日以外は仕事で家にいませんし、また平日の帰宅も深夜になることが多かったので、

実家が頼れる人たち、子供が起きている時間帯にご主人が帰宅する家庭が羨ましかったです。

 

当時、私自身にあまり福祉の知識がなく、市の保健師相談なども活用していなかったため、

自治体などで行っているサービスを利用していれば、そんな孤独や不安を感じることなど

なかったかも知れません。

 

現在、私のように孤独感や将来に対する不安を持っている人は、自治体には保健師相談や育児を

サポートしてくれるサービスがあることは知っていますか?

 

知っていても、こういった福祉サービスを使うことに抵抗がある人もいるでしょう。

でもママが先に疲れ切ってしまうと、子供はどうなってしまうのでしょう?

私のように頼れる人がいない人ほど「自分のため」だけでなく「子供のため」にも

積極的に使わなければならないサービスなのではないでしょうか。

 

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子供のイヤイヤ期のまとめ

2歳ごろから始まるイヤイヤ期は親としては本当に大変です。

でも1歳のときとは違って、好き嫌いとはっきり言えるようになった証拠ですし、

自分で意思表示ができるように成長した証拠です。

親にとっては辛く厳しい時期ですが、この道は親も子も絶対に避けて通ることの

できない道でもあります。

 

イヤイヤ期に限らず、頼れる人が近くにいなかったり、育児が辛くなったりしたときは

積極的に自治体などの社会福祉サービスを利用してみましょう。

子育て支援センターや児童館には同じくらいの月齢のお子さんを持つママがいるので、

そこに行って話をするだけでも孤独感や不安感は少し減らすことができますよ。

育児につまづいたとき、困った時は、自治体のサービスを上手く活用してくださいね。