育児は大変ですが、嫁ぎ先が知らない土地だと育児は不安が大きいですよね。
さらに夫が転勤のある職場に勤めていると、転勤のたびに新しい場所に行くことになり、
子育てもずっと同じ土地でできません。
そんな転勤族の人が育児をするときには、毎日子供と過ごす専業主婦がいいのでしょうか?
それとも共働きをして経済的に夫を助ける方がいいのでしょうか?
転勤族の子育ては常に不安です
私の夫も転勤族です。
結婚して7年間で4回の転勤があり、2回目の転勤のときに妊娠・出産を経験しました。
転勤族の子育ての悩みは、夫の実家や私の実家とも離れてしまうので、知らない土地、
知り合いがいない状態での子育てになってしまうことなんです。
それも1度だけではありません。
転勤のたびに今までの生活環境がリセットされて、また知らない土地、知り合いがいない状態から
スタートしなければならないんですね。
正直、実家が近くて頼れる親がいたり、知り合いが近くにいる環境の人が羨ましいと思いました。
また子供も転勤のたびに幼稚園や学校を転園・転校をしなければならなくなるので、
転園・転校生として、その中に馴染めるだろうかという不安もあります。
子供がある程度の年齢になったら、夫の転勤についていくのか、単身赴任で行ってもらうかを、
子供が幼い時から夫とはいろいろと話し合っています。
まだ先のことであったとしても、子供が一定の年齢(我が家では中学生か高校生と考えています)
になったとき、夫が転勤になったときにどうするのか、そういったこともじっくりと話し合って
おいた方がいいですね。
転勤族が子育てしているときは専業主婦?それとも共働き?
ここ数年、共働きが増え続けていますよね。
それは男性の収入が上がりにくくなったこと、出産や育児の支援制度が整ってきたので、
女性が働きやすくなったことなどによるものですが、転勤族の場合は専業主婦と共働きの
どちらがいいのでしょうか?
一般的に、共働きのメリットは経済的な余裕ができることです。
収入の柱が2つになるため貯蓄がしやすくなり、子供の進学の時や万一に備えるためにも
必要になるお金を貯められるという安心感は大きいです。
逆にデメリットとしては、保育園に預ける保育料、一定の年収を超えると夫の扶養家族から外れるので、
税金や社会保険などの支払義務、子供と過ごす時間が減ること、家事が時間が取りにくいなどがあげられます。
専業主婦のメリットは子育てに専念でき、子供の成長を見ることができることです。
子供を保育園に預けてしまうと「今日はこんなことができた」ということは、全て保育士さんからの
伝聞になってしまいますが、それを自分の目でリアルタイムに見ることができます。
逆にデメリットとしては、子供と過ごす時間が長いため、孤独を感じたり、子育てのプレッシャーも
抱えやすくなることです。また社会から取り残されるといった焦りのようなものを感じることがあります。
共働きとは逆に収入の不安感も出てきます。
子供ができるまでは、転勤族でも支障のないように短期契約の派遣やアルバイトをしていた私は、
引き続き共働きにするのか、専業主婦になるのか、かなり悩みました。
結局、夫が転勤族のため急な転勤でも対応できる専業主婦のほうを選びました。
正社員はともかく、パートタイムで働いたとしても、夫の急な転勤で自分も突然に仕事を
辞めざるを得なくなってしまうと、勤務先はもとより、一緒に働いている人にも迷惑が
かかってしまうと考えたからです。
また子供の体調が悪ければ仕事を休んで早退や欠勤せざるを得ないので、その時にも
同僚や上司に迷惑をかけてしまうということも理由の1つでした。
共働きをするのは少なくとも子供が自分のことを自分でできるようになってからでもいい、そう思って
自分で決めた専業主婦でしたが、とにかく毎日が子供のための生活で、自分だけの時間というものは
ほとんどありません。正直に言えば仕事をしているときは育児から離れられる「働くママ」が羨ましい
と思ったことは何度もあります。
ただ仕事をしながら育児をするということは「子育てで忙しくてできなかった」という言い訳など
通用しませんし、逆に「仕事で疲れているから」という言い訳も子供には通用しません。
時間給なら早退や欠勤すると、その時間の給料はもらえません。
結局「働くママ」も「専業主婦」も、どちらも大変なことには変わりないんです。
転勤族の子育てには夫の協力が必要です
ただ1つ私が言えることは、「働くママ」「専業主婦」のどちらであっても、夫の協力は絶対に
欠かせないということです。
私の夫は平日に帰宅するのが遅いため、さすがに平日の家事や育児まで頼むことはできませんが、
休日は子供と積極的に触れ合うようにしています。また時には育児を全て夫が引き受けてくれて、
私の時間を取るように促してくれることもあります。
転勤族というのは繰り返しになりますが、本当に身近に頼れる人が少ないか、全くいないことが多いです。
そのため家族、とりわけ何と言っても夫の協力は必要不可欠といっても過言ではありません。
是非、あなたもご主人に積極的に育児や家事の話をして、夫の協力が必要であることを伝えましょう。