子育てでイライラ、そして反省・・・幼稚園の絵日記で感じたこと

育児
この記事は約6分で読めます。

私の子供が4歳ぐらいの時のお話です。

お料理以外は、毎日ルーチンワークのような私の育児。

だから、そんなにイライラする事なんてないはず…そう思っていました。

 

今になればわかるのですが、相手が子どもだって1人の人間です

当然、その日の気持ちや体調は親も子供も同じで、ずっと同じわけではなく、

スムーズにいく日ばかりではないですよね。

 

そんな私が、まだ子供が小さいころに感じた子育ての難しさや、

少しのコツや考え方で上手く行った時のことをお話しします。

 

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子育てのイライラの原因は・・・

私は、どちらかといえばスケジュールを立てて、その計画通りに事を運ぶのが好きです。

だから、毎日が同じではない、言い換えると計画通りに物事を進められない子供に対し、

ずっとイライラの連続でした。

自分の必要以上に真面目で柔軟性のきかない所が、この子育てのイライラに拍車をかけていた、

ということなんですね。

 

特にイライラして、ひどく子供たちを怒ってしまったのは、幼稚園の絵日記の宿題でした。

絵日記ですから、用紙の上半分に絵を、下にはその絵についての文章を書く形式ですよね。

当時4歳の子供は、絵を書くのは好きなものの、文章は「どう書いていいかわからない」

との一点張りでした。私は困っている息子は無視して「絵日記は毎日書かせないといけない」

との気持ちのほうが大きく、決まった時間に絵日記を書き終わらせることのできない子供に

イライラ。その私のイライラが子供にも伝わり、子供も絵日記が書けないこととに加えて、

私が不機嫌になることにイライラ。親子で毎日イライラを繰り返していました。

 

 

そんな日々を繰り返しているうちに、次第にこんなことを続けていて意味あるの?

やるからには楽しく、そしてそこから学ぶことが正しい絵日記の目的なのでは?

と考えるようになりました。

 

親の私がこんな感じでイライラしていれば、息子は楽しめるはずなどありません。

子供のための絵日記、子供のための学習なのにと、そこで私は大いに反省しました。

 

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子育てはイライラするより子供のペースで

次の日から、子供が絵日記の意味や書き方を理解するまでは、子供に自由に書かせる事にしました。

そして、なにより子供が絵日記を楽しみながら書けるようにすることが一番という方針も決めました。

そんな方針を決めたことで、私の肩の力も抜けて、子供と「今日は何を書こうか?」「今日はどんなことを

書いてみたい?」「今日は楽しいことがあった?」と、息子の気持ちに耳を傾ける姿勢ができてきました。

 

また、きちんと子供と向き合ってコミュニケーションが取れるので、

絵日記というツールを通じて、新たな良さにも気づく事が出来ました。

絵日記を書きながら、嬉しそうに話す息子を見ていて、ただそれだけで

充実した時間を感じることが出来るなんて・・・、

と目から鱗が落ちたような思いでした。

 

また、息子の絵日記にも変化がでてきました。

それは、絵や文字の量が増えたこと、絵にたくさんの色を用いるようになったこと、

そして何より私に書いた絵のことを一所懸命に説明してくれるようになったことです。

私の気持ちを子供のペースに合わせるようにして、方法を少し変えただけで、

こんなにも子供の行動に違いが出るとは、とイライラしていた頃の自分を

反省せずにいられませんでした。

 

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子育てからイライラを減らすとこんな効果まで

子供の絵日記がスムーズになり出すと、さらに驚く変化がありました。

絵日記でコミュニケーションを取りながら、その日の日記のいい所や前より上手になった所を褒めると、

絵日記を書き終えた後に、子供の方から「何かお手伝いする事ない?」と聞いてきたのです。

絵日記だけではなく、他のことに対して積極性が出てきたと言っても過言ではないでしょう!

たかが絵日記だけでこんなに変わるの?と、初めは半信半疑でした。

しかし、自分の経験と重ねると、納得できることがありました。

それは、私は結婚したときに勤めていた職場を退職し、専業主婦になったのですが、

それまで仕事で得てきた充実感を知らないうちに失っていました。

つまり、時間はたっぷりあるはずなのに、毎日家事や育児に追われ、自分のなかで自信を

なくしてしまっていたのです。特に初めての子育て、初めての環境に戸惑い、

きちんとやれていない自分に無意識のうちに嫌気がさしていたのかも知れません

 

そんな時、ライタープロジェクトという記事を書く企画に参加をしました。

そこで自分なりに頑張った結果、グランプリという栄誉ある賞をいただけることになり、

「自分にも人の役に立てることがまだある」と泣きながら喜んだことがあるのです。

 

その時に人から褒められ、認められることは、こんなにも心を動かすのだと、

改めて身をもって知ったはずなのですが、子育てで子供にイライラしてしまったのは、

「人に褒められること」「人に認められること」を自分が忘れてしまっていたんですね。

子供だって親から褒められたい、認められたいという気持ちは持っていて当然ですよね。

 

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子育てでイライラしないために


最初に子供の絵日記が上手くいかなかったのは、子供のことを考えずに、親の私の方が必要以上に

「毎日書かさなければならない」「完璧なものを完成させなければならない」という、

親の視点からの「理想の形」を求めすぎてしまったために、それに応えられない子供に対して

ついついイライラしてしまったことが原因ですよね。

 

そこで、立ち止まり自分の頭の中を整理して、何を優先させるのかということで、

初めて子育ての方針が見えてくる、ということに気が付きました。

今回は「子供が絵日記を書くのを楽しむ」ということを、まず第一に考え、

その方針通りに行動していった結果、子供は絵日記以外のことにも積極性が生まれました。

この経験から、子育てのイライラの気持ちは、自分次第で軽くしていけるものだと思いました。

また、子供のモチベーションや可能性は、母親の接し方で大きく変わるのだと痛感しました。

 

子育てでイライラしない、ということは、私にはまだまだ難しいです。

正直に言えば、無理と言ってしまってもいいかもしれません。

これは絵日記のような親のエゴだけではなく、子供に心配させられたら子供を守るためにも

親がイライラして厳しく子供に接することは、絶対に必要なことだと思います。

ただ、考え方や方法を変える事で、結果を変えることはできます。

今回の絵日記の経験から「同じ失敗はしないように工夫をしていこう」と、

まず自分の行動を変えることが大事なのだと気付きました。

 

何かイライラすることがあれば、子供のためにも、自分のためにも違う方法、新しい方法を

考えれば、必ず上手くいく方法があると思うことで、気持ちが軽くなった気がしました。

 

繰り返しになりますが子育ては大変で、子供が思い通りに行動しないのでイライラしたり、

時には子供をきつく叱ってしまうこともあります。

(ただし体罰は子供に恐怖感を与えるだけなので絶対にダメです!)

 

でもイライラの気持ちを早く落ち着かせるためにも、少し深呼吸して「子供がどうしたいか」

ということに耳を傾けてみましょうよ。

自分の視点を子供の目線に合わせる、たったそれだけのことで、子供の可能性だけではなく、

ママの気持ちを軽くしてくれる解決方法が待っているかもしれませんよ。