夏休みの終わりに宿題であわてない、そんな計画表を作りませんか?

育児
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子供たちにとっては待ちに待った夏休み。

でも嬉しいのは子供たちだけで、親にとっては憂鬱なこともありますよね。

朝から晩まで、ずっと一緒にいると、3食全部考えなきゃいけないし、

ずっと家で過ごすわけにもいかないから、どこかに連れて行ってやらないといけないし・・・。

 

でも親にとって、最も憂鬱になるのが夏休みも終わろうかという時期になって、

山のように残っている子供の宿題ではないでしょうか。

いつも夏休みの終盤にあわてないようにするために、子供に計画的に宿題をさせる方法がありますよ!

 

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夏休みの宿題は親も憂鬱になりがちですが・・・

夏休みの後半、とくに2学期までのカウントダウンが始まる8月25日を過ぎたころから、

子供が憂鬱になるのが大量に残っている夏休みの宿題。

 

うちの子供も夏休みの初めには必ず計画表を作っていたのですが、とりあえず作るだけで、

夏休みになって1週間もすれば、ずっと机の上に放ったらかしにしていることばかりでした。

 

親としては子供が進んで宿題をしてくれたらいいんですが、子供は夏休みの解放感に

浸っているのでなかなかそうはいきませんよね。

「宿題もしなさい!」と声はかけますが、子供が宿題をどこまでやったか、何をやったのか、

どのように取り組んでいるのか、常にチェックしていられるわけでもありません。

さらに「宿題をしなさい!」って声をかけたのにやっていなかったら、親がイライラしちゃいます。

 

子供にとっても親にとっても、できるだけストレスなく夏休みの宿題に取り組めるように、

そして夏休みの終盤になって慌てないように、宿題の「ゆる~い計画表」を立てておくと、

それだけで親子ともに夏休みの最終日まで宿題に追われることなく楽になりますよ。

 

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夏休みの宿題は「ゆる~い計画表」で

夏休みの宿題が終盤に残ってしまうと大変なので、どの家庭も「毎日少しづつ」とか、

「早めに終わらせて、後半のんびりさせよう」と考えていますよね。

うちの子供のように計画表を作らせている人もいるでしょう。

実際にその計画表の通りに毎日過ごせればいいんですが、夏休みにはそれなりにイベントもあるし、

なかなか計画通りにはいかないことが多いですよね。

 

我が家も、毎年「今年こそは計画的に宿題を終わらせて、最後にバタバタしないようにしてね」と

子供に言っていたのですが、夏休みの終盤になっても全然宿題が終わっておらず、

イライラしながら「だからいつも宿題しなさいって言っっていたでしょっ!」って、

半ベソをかきながら宿題をやっている子供を叱りつけていました。

 

毎年同じ失敗を繰り返し、試行錯誤しながらたどり着いたのは、夏休み前にスケジュール確認して、

「宿題をする日」「宿題をしない日」「宿題ができない日」を大まかに決めておくという方法です。

これが「ゆる~い計画表」なんです。

 

ではその3つの宿題の日の分類を説明しますね。

宿題ができない日

これは、たとえば家族旅行に行く日や私や夫の実家に帰省する日、また終日のイベントなどで、

「物理的や時間的に宿題をするのが難しい日」ってありますよね。

本来は毎日コツコツ宿題をするのが理想です。

が、予定があって物理的に宿題のできない日にまで宿題をさせるというのは、

なんとなく子供も可愛そうですし、そんな日に宿題をスケジュールに組み込んでしまうと、

もしその日の宿題ができなければ、そのときの宿題を後から調整するのが大変になります。

 

そうなると、結局後半バタバタするという悪循環に陥ってしまうことになるので、その日は

「宿題ができない日」として空けてしまっておくんです。

 

宿題をする日

「宿題ができない日」の前日や翌日は、あえてしっかり「宿題をする日」を作ります。

メリハリもできるし、ちゃんと「宿題をする日」を作ることで宿題をやることを習慣化することが

できますので、後で困らないようにしておけます。

また「宿題ができない日」の前後に「宿題をする日」を入れておけば、子供も「やらなければいけない」

と納得するので、取り組みやすくなります。

 

宿題をしない日

この「宿題をしない日」というのが「ゆる~い計画表」のポイントといってもいいでしょう。

「宿題をしない日」といっても、継続して書かなければいけないような観察記録や日記などまで

やらないというわけにはいきませんが、それ以外の宿題はしなくてもいいという日を作るんです。

 

親も毎日「宿題しなさい!」なんて言いたくはないですし、毎日継続するのが理想の宿題とはいえ、

子供だって、せっかくの夏休みを毎日宿題だけに追われたくないですよね。

 

なので、ちゃんと「宿題をしない日」も作ってあげましょう。

 

また「宿題をしない日」を何日か入れておくと、もし宿題が予定通りにできなかった日があっても、

そこに組み込める「予備日」といった使い方もできますよ。

子供にも「宿題をしない日」でも、「スケジュール通りにできていなければ宿題をする日になるよ」と

言っておけば、貴重な宿題から解放される日が減ってしまうので「宿題をする日は頑張らないと」、

ということを子供自身が理解しやすく、集中して宿題をさせることもできます。

 

また「宿題をする日」に、急な用事や体調不良などで「宿題ができなかった日」になったとしても、

その振り替えを「宿題をしない日」に持ってくれば「宿題をする日」の日数は減りませんよね。

そうすれば大幅に宿題が残ってしまい、夏休み終盤になってバタバタすることもありませんよ。

 

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夏休みの宿題は親子で計画的に

 

子供が小さいころから自分で計画を立てて、率先して宿題をしてくれるようになると良いんですが、

なかなかそれを求めるのは難しいですよね。

私の子供が自分から宿題に取り組んでくれるようになったのは中学生になってからでした。

小学生に入学してから6年かけて親子で試行錯誤していき、中学生になってやっと夏休みの宿題は

私の手から離れたように感じるようになりました。

 

まさに苦節6年です(笑)

 

その6年をかけて失敗を繰り返しながらたどり着いた方法ですが、ここで最も重要なことは、

「宿題をする日」「宿題をしない日」「宿題ができない日」を決めるとき、

親が一方的に決めてしまうのではなく、親子で相談し、話し合って決めてください。

 

旅行や帰省などの予定は事前に親が決めなければなりませんが、それ以外に親が一方的に

「この日は宿題しなさい」って決めてしまっては、子どもは反発してしまうだけです。

 

実は私は子供にスマホを買い与えたときに、子供の意見を聞かず、一方的に親の私がルールを

決めてしまい、子供がルールを守ってくれなかったという苦い経験があります。

 

≫ スマホのルール作りで大失敗した記事はこちら ≪

 

何事によらず、単に親が決めたことをやらせているだけでは、いつまでたっても子供が

「自分から計画を立てて取り組もう」という自主性を育てることができません。

 

低学年のうちは、親が決めていかなければならないことが多いですが、それでも全て親が一方的に

決めてしまうのではなく、ちゃんと子供の意見も聞いてあげるようにしてくださいね。

 

子供の成長や、その子に合わせて、子供の意見や考えを取り入れながら、

親子で「ゆる~い計画表」を作って、今年は最終日まで楽しい夏休みを過ごせるようにしましょうね。