子育ては専業主婦?それとも共働き?それはあなたの考え方次第です。

悩む母親育児
この記事は約6分で読めます。

出産したばかりの人でも、毎日子育てにお金がかかることを実感するので、

これから幼稚園、小学校、高校、大学に進学することまでのことを考えると、

お金の不安は切り離せませんよね。

そうすると、専業主婦がいいのか、それとも共働きがいいのか悩んでしまいますが、

実際に子供を育てるにはどちらがいいのでしょうか?

具体的に必要になる金額や、専業主婦、共働きを比較してお話しします。

 

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子育てって実際にどのぐらい費用がかかるの?

子育てにはお金がかかります。

かつて私は産まれた子供が大人になるまでにかかる費用を調べたことがあるのですが、

その金額を見て、ビックリしました。両親が私を育てたことはが凄いことだったんだ、

と改めて思ました。

では出産してから、いつ、どんなお金が必要になるのか見ていきましょう。

 

出産から幼児期

出産するときは、「出産育児一時金」が支給されます。

支給額は基本的に出産児1人につき42万円(双子なら倍額の84万円)ですが、

大体の産院ではこの出産育児一時金に加えて10万円~20万円くらいの費用が

必要になった人が多いのではないでしょうか。

 

この出産育児一時金だけでも半分以上の出産費用に充当することができますが、

さらに出産間近まで仕事をしていて社会保険に入っていた人なら、

「出産手当金」(休業補償のようなものですね)が支給されます。

 

つまり、出産費用に関しては、それほど心配しなくていいと言えるでしょう。

ただ育児に実際にお金が必要になってくるのはここからです。

例えば新生児からミルクやオムツ、衣類などに始まって、1歳ぐらいになれば外出できるように

子供に合ったベビーカーも必要になりますよね。

 

≫ ベビーカーの種類や注意点はこちら ≪

 

もう少し子供が大きくなってくると、ワーママ(ワーキングママ)なら保育園の保育料が

必要になりますし、幼稚園に入園するようになれば、その費用も必要になってきます。

また習い事を始めるようになると、その月謝なども必要です。

 

≫ 幼児の習い事に関する記事はこちら ≪

 

小学生から大学卒業まで

子供が小学生になってから大学を卒業するまでに、どのくらいの金額かかるのでしょう?

これは子供の進学先によって費用は変わってきますが、だいたい1,000万~3,000万円ぐらい

必要になると言われています

 

ただしこの費用は「教育費」だけです。

教育費とは、学校の学習や通学で必要なお金、例えば入学金、授業料、学習用品、制服代、

課外活動費(クラブ活動など)、通学費などに加えて、家庭での習い事や塾などの費用の

ことを言います。さらに親元を離れた学校に行く子供なら寮費や下宿代も必要です。

 

子育てには「教育費」とは別に「養育費」というものも必要です。

養育費とは、日常生活を送る上で必要なもので食費や衣類代、光熱費、最近ではスマホ料金や

パソコン関連の料金なども入ってくるかも知れません。

これは家庭環境によって異なるので、「一概にいくら」ということはできませんが、

子育てでは、教育費に加えて養育費もなくてはならない費用です。

 

教育費と養育費をどう準備しておくか

この教育費や養育費をどのように準備するればいいのでしょう?

  • 学資保険や終身保険などの貯蓄型保険に加入する
  • 児童手当を貯金する
  • 資産の運用をする

などが考えられます。

 

ただ、中には元本割れ(払い込んだ金額より満期になったときの金額が少なくなるもの)

をしてしまうものや、充分な知識がないと損をしてしまうケースもありますので、

申し込む前に約款などには必ず目を通して「本当に自分に合った方法なのか?」ということを

充分に考えるようにしてから契約してくださいね。

 

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専業主婦は子育ての出費が不足しないか悩みのタネ

専業主婦なら子供の成長にともなって、将来の教育費や養育費のことを考えていくと、

「このまま専業主婦を続けていてもいいのか?」と疑問に思うときがありますよね。

 

私も、夫の収入だけでなく、自分も働いたほうが確実に世帯収入が増えるので、

経済面での不安や悩みは解決するんじゃないか、と考えたことがあります。

でも専業主婦になってしまうと、社会への復帰の一歩がなかなか踏み出せませんでした。

 

専業主婦での悩みはこれだけではありません。

専業主婦は、暇を持て余していると思われがちで、少し肩身が狭いです。

子供と居る時間が長いため、幼稚園に入って少し手がかからなくなるまでは、子供が中心の生活で、

自分だけの時間というものは、なかなか持つことができません。

 

そういう点では経済面だけではなく、子育てに関しても毎日外出することができる

共働きよりも、専業主婦のママのほうが精神的ストレスは抱えやすいかもしれません。

 

でも給料はありませんが、専業主婦も立派な仕事なんですよ。

家族が笑顔で毎日過ごせるのは、ママが頑張っているという証拠ですから。

 

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子育てには共働きのメリットのほうが大きいの?

共働きのメリットは、収入源が2本になるので経済面での不安は減ることでしょう。

また子供から離れて働くことで気分転換にもなって、気持ちにゆとりもできるかもしれません。

でも仕事をしながらの家事・育児は時間に追われることになるので大変です。

 

また昨今の保育園は待機児童が多くて競争率が高く、保育園に預けることができなければ、

親などに協力してもらわなければなりません。

また保育園に預けていたとしても、急に子供の具合が悪くなったりすると、仕事を早退して

迎えに行かなければならないこともあるでしょう。朝から具合が悪ければ仕事を休まなければ

ならない日もあるでしょう。

そんな時は会社に迷惑をかけてしまいますし、時間給なら休んだ日の給料はもらえません。

 

共働きは確かに経済面でのメリットは大きいですが、仕事と子育てのダブルワーク

(家事を加えるとトリプルワーク)になりますので、メリットばかりというわけではありません。

単に「経済面で楽になるから」ということだけでなく、デメリットまで含めて

家族や協力者(子供を預ける親など)と話し合ったうえで、最善の策を選ぶことが重要です。

 

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専業主婦、共働き、どちらも考えておかなければならないこと

育児をする上で教育費や養育費に不安がないママはいないでしょう。

専業主婦は夫の収入だけで大丈夫なのかを悩み、兼業主婦は経済面の不安は減りますが、

子供を保育園に預けられるか、子供の具合が悪い時はどうするのかなどの悩みがでてきます。

 

専業主婦と共働き、どちらも良い面と悪い面がありますが、どちらにも言えることは

「必ず夫婦や協力者(親など)で話し合って方針を決める」ということではないでしょうか。

 

専業主婦でも共働きでも、自分の体調が悪い時は誰かの協力を得なければ子育てはできません。

その時にスムーズに協力してもらえる関係を築いておくことが最も重要なことです。