毎日のお料理のためのお買い物を、子供を連れてスーパーやショッピングモールへ。
そんなときにワクワクするママもいれば、ヒヤヒヤするママもいるのではないでしょうか。
私は、典型的な後者のヒヤヒヤするタイプでした。
なにしろ子供がカートに乗ってくれない、勝手に歩き回る、商品を触りたがるなど、
まったく私の言うことなんか聞いてくれません。
お家の中とは違って、カラフルでいろいろな珍しいもの、目新しいもの、好きなものがある
スーパーやショッピングモールの世界は、子供にとって、ワクワクする場所なんでしょうね。
ママとしても子供を叱りつけながらではなく、子供と楽しみながらお買い物をしたい。
でも現実は、子供はそんな私の気持ちなど知らずに騒いでしまう・・・。
そんなスーパーやショッピングモールでのお買い物のときに、どのように子供を落ち着かせて、
グズらないようにできるのか?実際に私が試して効果があった方法の「ベスト3」をお伝えします。
子育て中でも大成功!ストレスフリーなお買い物
それでは実際に私の子供に効果のあった方法のベスト3を紹介していきますね。
ゲーム感覚でお手伝いさせる
子供は退屈が苦手。そしてなによりも楽しいことが大好き。
だから、とにかく子供が退屈しない方法を考えてみました。
そこで考えたのが「お買い物の商品を一緒に探す」というお手伝いです。
「リンゴはどこ?」「ニンジンはどこ?」「牛乳はどこ?」
とても単純なことですが、子供は毎回一生懸命に探してくれました。
少し慣れてくると子供が初めて見たり聞いたりするものは「これだよ!」と
どんどん子供が今まで知らなかった、新しいことを教えていきました。
また、売場から早く帰るために「今日買った野菜や果物を図鑑で見つけてみようか?」
ということを子供に言って、スムーズに買い物を終わらせるということを繰り返しました。
しばらくすると、その行動が子供に定着していき、自分で勝手にウロウロしてしまうことは、
ほとんどなくなりました。
ポイントカードを作って達成感とやる気を刺激
とにかく子供は飽きやすいので、継続できることを考えました。
そこで試したのは「ポイントカード」です。
子供が私が毎回レジで支払うときに使うポイントカードに興味が出てきていたので、
それを真似て、我が家での子供専用のポイントカードを作ってみました。
ポイントカードの具体的な内容を簡単に説明すると、子供が買い物のお手伝いをすれば
シールを1枚渡し、それをポイントカードに貼っていかせて、ポイントカードがシールで
いっぱいになれば100円と交換するんです。
交換したお金はお小遣いとして、一緒に買い物に行ったときに好きなものを買わせていました。
そのことで「自分もお手伝いするとポイントを貯めることができる」という自信と、
「あれもこれも買いたい」ではなく、「100円で何が買えるのか?」ということも考えるようになり、
売場でダダをゴネることもなくなりました。
我が家では子供用ポイントカードは「お買い物のお手伝い」だけに限っていましたが、
他のお手伝いをしたときにシールを渡してもいいかもしれませんね。
子供に感謝の気持ちを言葉で伝える
普段から、我が家では子供に「ありがとう」「ごめんなさい」はきちんと相手に
伝えさせています。だから親の自分もきちんと感謝の気持ちを子供に伝えるようにしました。
スーパーで商品を見つけてくれたときは「ありがとう」
わかりにくい商品を探したときは「よくできたね」
重い商品を持ってきたときは「とっても助かったよ」など、
私から感謝を伝えて子供とコミュニケーションを取れば、私も子供も笑顔になります。
子供も自分が「役に立っている」ということを「嬉しい・楽しい」と感じるようになれば、
自然と自分勝手な行動はしなくなるものです。
「今度も手伝ってあげるからね!」「僕がお手伝いをするのは、ママが大好きだからだよ!」
と、いつの間にか子供から私が嬉しくなるようなことを言ってくれることもありますよ。
子育ては子供の興味を知り、買い物も観察から始まる
うちの子供は、絵本や図鑑が大好きで、野菜や果物の種類をいくつか覚えていました。
だから、スーパーに行った時に、食材を探すのは、とても楽しく感じていたようです。
また、絵本を読んでも、感情移入しやすい性格なので、例えば子供がリンゴをたくさん買い物カゴに
入れようとしたときは、私が「リンゴさんたちは、おうちにいたいって!」と言うと、
そっと元の位置に戻すようになりました。
子供をよく観察することで、その子の心に響く(わかりやすい)方法が見えてきます。
そして子供の心に響いたときは、素直にこちらの言いたいことを理解してくれます。
子供を連れていると買い物1つ取っても、本当に大変で時間がかかるものですが、
その子に合った方法を考え、それがスムーズにいくと親として本当に嬉しいです!
子育てで買い物のストレスから解放される最短の方法
買い物から帰ってくると、
「ママのために頑張ったよ」
「僕、お手伝い大好きなんだ」
「ママ、助かった?またお手伝いしてあげるね!」
そんな言葉を言ってくれるうちの子供です。
今では全くとまではいきませんが、買い物をするときに私がストレスを感じるということは、
めっきり少なくなりました。
もちろん最初から何もかも上手くいったわけではありません。
私自身でさえ子供に何かを教えて、何度も伝えて、繰り返して行動させることって、
なんだか回り道をしているようで、面倒なことだな、もっと簡単で早くできる方法はないかな、
と思っていました。
でも、子供は1つ1つできることや知識、経験を増やしていくことで自信を持ち、
そして少しづつ成長していくんだから、そこを簡単に早くなどできるはずがない、
また子供の自主性にもダメななんじゃないか、と感じるようになりました。
子供は親の分身ではないので、そんな簡単に親の思ったこと、やってほしいことを
教えずに、さらに言葉にしなければ伝わるはずなどないんです。
最初は一緒に買い物に行っても、なかなか私のいうことなど聞いてくれず、腹が立ったり、
ストレスが溜まって我慢できずに売場で子供を感情的に叱りつけてしまうこともありました。
でも単に叱りつけるだけでは、子供は「なぜ怒られたのか」ということまでは理解できません。
そのままでは親も子も同じことを繰り返すだけで、どちらの成長にもつながりません。
子供を成長させようとするのなら、親も同じように成長しなければならないはずです。
親は根気強く、辛抱強く、常にその子の性格や得意なこと、興味を持たせることを考えながら、
変化をつけながら、繰り返し実践していくことが、結局は親がストレスから解放されるための
最短の近道だったような気がします。