子育ての悩みごと!4歳の壁って知っていますか?

育児
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子供が3歳になるまでは、どんどん自分でできることが増えていき、

私の手がかからなくなって楽になっていく感覚が強かったんです。

だから、とっても大変なのは子供が3歳になるまでの時期なんだなと、

自分で勝手に思い込んでいました。

 

ところが、4歳になったぐらいの時、急に以前よりも手がかかるようになるなんて、

と、ひどく衝撃を受けました。

 

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子育てで悩む!4歳なのに3歳でできたことができない?

私の子供が3歳を過ぎたころから・・・

  • 言葉が通じ、良いことと悪いことが判断できるようになる。
  • 「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えるようになる。
  • 相手の気持ちが分かるようになる。
  • 自分の弟を可愛がり、面倒を見るようになる。

3歳児らしく、自分のペースで毎日成長していることを親として実感していました。

 

ところが、4歳になったぐらいの頃、急に手がかかるようになりました。

  • どうして今までできたことができないの?
  • 私の毎日の接し方が良くなかったの?
  • どこか具合が悪くなってしまったの?

私はいろいろ悩み、とても心配になりました。

 

どうやらそれが「4歳の壁」というものだったんです。

 

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子育てで悩む!初めて知った「4歳の壁」

「4歳の壁」って聞いたことありますか?

恥ずかしながら私は全く聞いたことがなく、自分の子供が4歳になって、

それまでより手がかかるようになって、幼稚園の先生に相談して初めて知りました。

 

幼稚園の先生に相談して分かったことなのですが・・・

「4歳の壁」というのは「物事をより深く考えられるようになるための、いわば成長の証」

ということなんですね。

 

子どもがモヤモヤした自分の気持ちをうまく処理できないので、グズることもありますが、

それは親が悪いわけでも、もちろん子供が悪いわけでもありません。

子供が成長していくための「誰もが通る道」のようなもので、全く心配する必要はありません。

 

ただ子供が一時的に精神的に不安定になっている状態なので、ママという「安全基地」に

戻ってきたときは、しっかりと受け止めてあげることが大切です。

 

そして子供に自分の気持ちの中のモヤモヤがなくなれば、また子どもは外へ向かって

しっかりと飛び出していきます。

 

うちの子供の場合、「4歳の壁」の症状が3つありました。

  • 幼稚園で教室まで連れて行かないと離れなくなった
  • 急に聞き分けが悪くなって、グズるようになった
  • それまでできていたのに「できない」と言い出した

 

幼稚園の先生に「4歳の壁」のことを聞くまでは、私もどうしていいのかわからず、

心配したり、イライラして怒ってしまったりしていました。

 

特に私は、子どもの成長は他の子供と比べるのではなく、自分の子供の時系列(時間の経過)で

成長を見ることが大切だと思っていたんですね。だから4歳の状況を3歳の頃と比較すると、

明らかに3歳の時の方ができていたのに…と、とても悲しくなっていました。

 

でも、「4歳の壁」は、決して子供の成長が後退しているということではなく、

次に成長するための必要なステップだと聞いて、とても安心しました。

 

例えるなら坂道を駆け上がる時に、少し後ろに下がって助走をつけてから、

一気に駆けるほうが登りやすい、というのと同じようなものかもしれません。

 

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子育てで悩む!「4歳の壁」を乗り越えるには?

4歳になってグズったり、それまでできていたことを「できない」と言い張ったときは、

「前にできていたんだから自分でしなさい!」

最初は、この言葉が多かったです。

 

私も頭では、今は「4歳の壁」で本人も気持ちの整理が追い付いてなくて、

どう頑張っていいかわからないだけなんだから、とわかってはいるんですが、

ついイライラして叱りつけたり、突き放してしまっていました。

 

でも幼稚園の先生から聞いた「しっかりと受け止めてあげて」という言葉を聞いてからは、

声のかけ方を変えて、私がが理解者となって子供に安心感を与えるようにしました。

 

例えば、

『洋服を着る時に「出来ない」と言い張ったとき』は、

【改善前】

もう、1人で出来るんだから甘えないでよ。

【改善後】

珍しいね。ママ、○○君が着るのを応援しているよ。そうだ、弟に教えてあげてほしいな。

ちょっとお手本見せてあげてほしいな。

 

『「お菓子をもっと食べたい」と聞き分けが悪いとき』は

【改善前】

さっき食べたからおしまいでしょ!!

【改善後】

おやつ食べたいよね。でも、おやつたくさん食べたら、ママの作ったご飯が食べられなくなるよ。

ご飯は栄養満点だから、○○君の体を元気にしてくれるんだよね。だから、おやつはもう明日にしない?

 

『「絵日記を書けない、僕は出来ない」と言って書かないとき』は

【改善前】

今日は何したの?今日した事の絵を描いて、文章を下に書くだけでしょ!さっさとやってよ。

【改善後】

どうしたの?いつも頑張って描けているのに。じゃあ、今日は一緒にしようか?

お話ししながら書いていこう!大丈夫、ゆっくりでいいからやってみない?

 

私は子供の気持ちにまず共感し、受け止めようと気を付けました。

でも受け止めているだけでは単なる甘やかしになってしまい、子供が前に進むことにはなりません。

そこで最終的に子供が自分で決断するように話を持っていき、できたときには「よく頑張ったね!」

と褒めるようにしました。

 

このような事を日々繰り返していくうちに、かなり時間はかかりましたが、グズったり、

私を困らせることがない以前の状態に戻りました。

 

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子育てに悩む!「4歳の壁」のまとめ

子育ては、育児書や少しネットで検索しただけも、たくさんの情報があるのに、

私は「4歳の壁」のことを、自分の子供にその兆候が出て初めて知りました。

いくら育児書やネットを見ていても、気付かない情報もあるんですね...。

今回は「4歳の壁」でしたが、それ以外のことでも知っているか、知らないかで、

ママの受け止め方や改善の仕方に、とても影響があるように思います。

ママも毎日に追われるだけではなく、ちゃんと勉強もしないとダメですね。

 

親は子供にとって、いつでも安心感のある場所でなければならないし、

理解者でなければなりません。今回は、そのことを勉強させられました。

 

子育ては、とっても難しいです。大変なことも知らないことも数多くあります。

「4歳の壁」は大変ですが、子供への安心感や子供との信頼関係を築くことができるチャンスに

なるかもしれません。子育ては何事に対しても親がポジティブに考えることが、

子供にとって一番重要なことなのではないでしょうか。