子供へのイライラと不安が入り混じる!そんな私の結論は・・・

育児
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子育ては「オギャア」と産声(うぶごえ)を上げて生まれるところから始まります。

実際には母親になる人のお腹の中に胎児がいる妊婦の時から子育ては始まっているのですが、

ここでは実際に「産まれてから」の子育てを考えてみましょう。

 

すでに出産や育児の経験のある人は別ですが、初産の時のパパやママは戸惑うことだらけです。

それは出産や子育ては初めての経験であることはもちろん、仮に育児教室などの疑似体験などに

行っていたとしても、現実は教わった通りにいかないことばかり起こるんですよ。

 

「そんなことは自然と対応できるようになる」と言う人もいるでしょう。

でも私や私の親類や友人、知人の経験からすると「自然とできる人」というのは、

極めて少ないのではないでしょうか?

 

子育ては子供の生まれ持った性格や家庭環境、そんなことでイライラすることも多いですが、

そんなイライラをコントロールしようとした場合、どうすればいいのでしょうか?

 

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子供が無事に産まれたら、早くも不安やイライラが・・・

病院の産婦人科を我が子と一緒に退院します。

ある意味では、ここから本当の「自分の子育て」が始まります。

 

ここで産婦人科から直接自宅に帰るのか、しばらくは自分や夫の実家でお世話になるかによって、

多少状況は変わってきますが、その違いについては別の機会に紹介することとして、

今回は直接自宅に帰った場合についてお話ししますね。

 

出産前に専業主婦でも働いていた女性でも、やはり女性のほうが家事全般を担当していることが

多いですから、なかなか「自分だけの時間」そのものがありません。

私も出産直前まで仕事をしていましたから、仕事から帰って家事や炊事を終わらせると、

もう寝る時間。子供がいない頃には寝る時間を遅くして自分の趣味の時間にあてていました。

 

子供を出産すると、そこに育児の時間が増えるわけですから、自分の時間なんて取れません。

徐々にイライラすることが増えてきます。一日中、親の私が不機嫌になっていることさえあります。

 

赤ちゃんは泣いて、泣いて、とにかく泣きます。

 

それが何かの訴えだとしても、何度も何度も激しい泣き声でイライラする原因にもなります。

もちろん、それが初産だとイライラだけでなく、そこに不安もプラスされるんです。

「どこか具合が悪いんじゃないだろうか?」

「このまま子供を育てることができるんだろうか?」

毎日そんな不安ばかりが頭をよぎっていました。

 

女性は出産前、特に初産の時にはとても不安になりますよね。

「無事に産めるだろうか?」

「私が母親でいいんだろうか?」

妊娠した女性は、そんな不安を抱えて出産の時期を迎えますが、子供が産まれる前よりも、

産まれてからの不安の方が、ずっと大きいんですよ。

妊娠中は主に自分のことに対する不安が大きいのですが、子供が産まれてからは

自分のことだけではなく、子供に対する不安も加わるわけですからね。

 

「絶対に頑張る! 頑張り切れる!」と思っていた女性でも、一人(ワンオペ)だけでの

子育ては難しいです。

というのも、泣き声で睡眠時間を削られますし、ゆっくり食事することもできません。

オムツ交換や沐浴(もくよく=子どもをお風呂に入れること)などで、初産の方なら

なおさら子育ての不安とイライラが募っていくことでしょう。

 

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子育てに不安になるのは悪いことではありません!

子育てに疲れたりイライラしたりすると、先行きを不安がるお母さんも多いです。

実は私が初産だった時も、どうしようもないイライラや不安感がずっとありました。

 

これは実際に私のイライラや不安を少しでも和らげるようにとに考えたことなのですが、

そんな時はイライラや不安になる原因の見方を、別の視点に置き変えてみませんか?

 

『なぜ、私の子育てのイライラや不安が止まらないのか?

その理由は…私が子供のことを真剣に考えているから』

 

だって本当に育児放棄をする母親なら、子供が泣いても無関心、オムツは変えない、

ミルクもあげないから、泣き声でイライラすることはあっても、不安を感じることなんて

これっぽっちもあるはずがありませんよね。

 

でも私を含めたほとんどのお母さんは、無意識(本能)の母性で「子供を守りたい」

「大切にしたい」と思っているからこそ、イライラや不安になるんですよね。

 

そのように考えると、なんだか少し気が軽くなったような気がしました。

もちろん、それだけでイライラや不安がなくなった、というわけではありませんが…。

 

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子育てでイライラが止まらない場合はどうするべき?

さらに、私はこんなことも考えてみました。

 

「子供は、自分にとって一番の弟子であり一番の師匠である」

 

これは、子育てで子どもに物事を教える時は、親の私が師匠で子供が新入りの弟子。

逆に、自分を成長させてくれる時は、子供が師匠で親の私が新入りの弟子、なのです。

 

つまり子育てというものは親が子供に一方的に行なうものではないんです。

子育てという、今までになかった経験によって自分も成長することができるんです。

 

では自分を成長させてくれることって、それはどんなことでしょう?

  • 忍耐力
  • 体力
  • 視野を広げる
  • 将来のビジョンを考えさせてくれる

大まかに言ってこんなことでしょうか。

 

これは人それぞれによって考え方が違いますし、また子供の性格や年齢によっても

変わってきますので、「これが正解」などというものはありません。

 

でも子育てのイライラが止まらない場合は、このように視点や考え方を

ほんの少し変えて「これは神様から授かった本当の親になるための試練」

とらえ方を変えて考えるのも1つの方法ですよ。

 

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子育ては千差万別なので完璧な情報なんてない

今は昔と違って、近くにお祖父ちゃんお祖母ちゃん(自分や旦那の親ですね)と同居する人に

子育ての経験者が近くにいない、いわゆる核家族化していることも原因かもしれません。

しかし繰り返しになりますが、インターネットの情報、ママ友の意見を聞くことは、

もちろん参考になるものはありますが、子供の性格や年齢、また家庭環境などが違うので、

「自分にとっての完璧な正解」という情報もなんて、いくら探しても見つかりません。

 

人付き合いが上手な人もいれば、苦手な人もいます。

初産の人もいれば、2人目やそれ以上に出産されている経験者の人もいます。

親と同居している人もいれば、シングルマザーの人もいます。

みんな「親も子育てをする環境も違う」のですから、完璧な正解がないのは当然なんです。

 

でもこれだけは、どんな場合でも共通であることを忘れないでください。

それは、子供は大人の世界を知らないから、大人の事情とは全く関係なく、

自由に生活しているんだ、ということです。

もし自分がイライラしているからといって、のびのび育っている子供の成長に対して

八つ当たりするそうなことは絶対にしてはなりません。

 

誰だって、我が子であっても夜中に泣いたり、授乳で睡眠不足になればイライラします。

それは普通のことなんです。でもそれが暴力の理由として許されることではありません

 

もし、どうしても子育てが辛くなったと感じたら人に頼っていいんですよ。

 

自分の中で限界まで溜め込んでしまわないで、その前に旦那や親、親類、知人などに

自分からSOSをきちんと発信することが、とても重要なことなんです。

 

またこのサイトの別の記事にも書こうと思っていますが、都道府県や市町村によって多少は

異なるものの、行政や民間で子供や親が集まれる場所も用意されているんです。

 

今日も明日も、子育ては子供が成人するまで、いや成人した以降でさえずっと続くんです。

のびのび子育てをするためにも、利用できるものはどんどん使って、自分の中だけで

イライラや不安を溜め込まずに、一緒に「子育てを楽しんで」いくのが一番なんですよ。