料理のお手伝いはいつからさせる?2歳から始めたら意外なことに!

育児
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私は子供が2歳になった頃、初めて料理のお手伝いをさせました。

そんな1つのお手伝いをきっかけに、その後の息子の変化や出来ること、

なによりお手伝いだけでなく、少しずつ自分でできること、

やりたいことが増えていくようになりました。

 

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料理のお手伝い!最初は手だけでできることから

私が最初に子供に料理のお手伝いをさせたのは「レタスを千切ちぎる」ということでした。

単純に私がいたレタスを素手で千切るだけだけなので、初めて料理の手伝いをする子供でも簡単で、

多少は服は濡らしてしまいますが、派手に汚してしまうほどの心配はありません。

手伝ってもらった後が散らかることもありませんから、余計な片づけも考えなくていいですよね。

またレタスを千切るのに「こうしなければならない」というルールというか、基準はありませんから、

仮に小さく千切りすぎて失敗したとしても、サラダなどに入れてしまえば問題ありません。

そんな理由からスタートしてみました。

 

まぁ、子供にお手伝いしてもらっても、私の手間が大して減るわけではありませんが、

2歳児の最初のお手伝いなんて、みんなそんなものでしょう。

ただ手伝ってくれた子供に、私が「ありがとう、助かったよ!」と、お礼を言うと、

子供はとても満足そうな表情をしていました。

 

次のお手伝いは、「スナップえんどうの筋をとる」ということです。

さすがにレタスを適当な大きさに千切るのとは違って、決まったところにある筋を引っ張って

抜かなければならないので、レタスのときより少し難易度が上がり、

子供も真剣にスナップえんどうと格闘していました。

全部の筋を取り終えたときには、子供もよほどうれしかったのか「出来たー!」と

私のところまで嬉しそうに走って持ってきました。

 

そんな調子で、どんどんと料理のお手伝いをさせて、タマゴ割り、お米とぎ、野菜のカット

(さすがにまだ刃物は持たせられないので、レタスのように手だけでできるものばかりですが)

も教えていきました。

 

もちろん最初から何もかも、うまくできるわけはありません。

タマゴなら割るときに殻が入るのは日常茶飯事、つかみ損ねて床に落として割ってしまったり、

割ったタマゴを上手くボウルの中に入れれずに無駄になったこともありました。

お米を研ぐときはひっくり返して床一面にお米をぶちまけてしまったり、

水を切る時に一緒にシンクにながしてしまうこともありました。

 

そんなときには、つい子供を叱ってしまうこともありましたが、それでも、子供は諦めずに

最後までやり遂げていました。

 

そんな子供に、手伝ってくれた後に必ず伝えていた言葉があります。

初めてのことでも、前にやったことでも、「自分でやる」と決めたことを最後まで諦めず

やり遂げることは、とてもすごいことだよ。そして、たくさん失敗もしたから、失敗した時は

どうしたらいいのか?と考える練習もできたし、次は失敗しないように気を付けるようになるよね。

失敗しても次に成功できたことが増えていくのは嬉しいし、楽しいよね。

 

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料理のお手伝い!そもそものきっかけは夫との会話

私自身は、子供が2歳のときから料理を手伝わせようとは思っていなかったんですね。

実は、私はとても面倒臭がり屋なので、子供とは毎日あまり大きな変化がなく、

穏やかに過ごしたいと思っていたんです。

でも、ある日の食卓で、私が夫にふとした疑問を投げかけたことがあるんです。

 

私「私は料理が苦手だけど、得意な人はきっかけがあったのかな?」

夫「幼い頃から手伝ったり、家庭環境が大きく影響しているのかもね」

私「そういえば私は幼い事から料理のお手伝いしてなかったな」

夫「俺は、小学生の頃はお味噌汁を作らされていたよ」

私「そうなの?」

夫「うちでも、子供達に少しずつお手伝いさせていこうか?」

私「でも汚れたり、途中で飽きそうだから、もっと先でもいい?」

夫「気持ちは分かるけど、今できることからさせておこうよ」

私「・・・」

夫「子供でも、できる事が増えると、自信や自立に繋がるよ」

 

こうして、最初はしぶしぶ納得して(説得されて)、子供が2歳のときから、

料理のお手伝いをさせるようになりました。

 

ちなみに、お手伝いをさせたのは料理だけではありません。掃除もさせました。

 

まず子供にさせたのは掃除機をかけること。

さすがに掃除機は重く、全てを1人でやらせるのは大変なので、最初は私と一緒に

仕上げのところだけさせていました。

 

そしてトイレ掃除。

ほぼ一緒に手を握ってトイレブラシでゴシゴシするので、正直に言えば私の方が疲れるのですが、

息子が楽しそうに頑張っているのを見て、先にママが諦めた姿を見せてはいけないな、と思って

最後まで子供と一緒に掃除していました。

 

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料理のお手伝い:予想以上の子供の成長

お手伝いを初めて約2年。

4歳になった子供は、時間がある時は、こちらから声かけして、お手伝いをしてもらうことが

完全に習慣になっていました。

 

さらに私がタマゴ割りやお米を研いでいるのを見かけると、

子供から私の方に走ってきて、

「それは僕がするから!ママ待って!!」

幼稚園に行く時間が迫ってきていても、

「僕が帰ってきてからするから、ママしないでね!」

もはや、お手伝いという枠を超えて「自分の仕事」のように思っていたようです。

 

そして手伝ってくれたあと、その都度「ママ嬉しいな」「助かるな」「またお願いね」

「頼りにしているよ」という感謝の声を子供にかけ続けるようにしていました、

 

幼稚園の先生から、こんな言葉で褒めてもらったんです!

「幼稚園でいつも率先してお手伝いをしてくれるんですよ。うまく子供さんを育てておられますね」

 

確かに当時は家でも、私からお願いしなくても子供からお手伝いしてくれるようになっていて、

「ママが困っているのかな?って思ったから、お手伝いに来たんだよ。僕だって出来るから、

いつでも頼んでくれていいよ!!」

4歳の子供でも、しっかりと相手の気持ちを汲み取ってくれていたことに驚き、そして喜びをかみしめました。

 

「お手伝いをさせよう」と話したときに夫の言った「家庭環境」「自信や自立」というのは、

こういうことだったんだな、と改めて納得させられました。

 

そんな子供も、今では習いごとを始めさせていて、自分の好きなことや、やりたいこともあるので、

自分の手伝いたいものは自分で決めさせています。

また、お料理にも興味があるようなので、クッキー、パン、グミ、ゼリー、寒天、肉まん、など、

少しずつ簡単なものを教え始めています。

 

子供と一緒に料理を作るのも楽しいのですが、私は料理をした後に、何が面白かった、何が大変だった、

何が嬉しかったなどと、子供と一緒に他愛のない感想を言い合う会話がとても楽しいです。

 

最初は、私の余裕のなさから「余計な仕事が増えてしまう」と感じてしまっていましたが、

実際にお手伝いをさせてみると、子どもの成長をたくさん見る事が出来ました。

 

子育てに限らず、新しく何かを始めようとするのことは、つい自分が面倒だとか、手がかかるとか

思ってしまいがちですし、実際に大変なエネルギーが必要になることが多いです。

だけど、その大変なことを乗り越えたとき、そこには大きな喜びがあることに気付かされました。

 

子育ては決して子供を育てるだけということではありません。

子供を育てるということは、親の自分も育てることなんだということを

「子供のお手伝い」を通して感じることができました。