あなたのクローゼットやタンスのなかに、どのくらいの服がありますか?
おそらくもう着ないだろうという服がある、いつ買ったか分からない服がある、
最後に着たのが数年前なんていう服があるのに、捨てられないままになっていませんか?
実は私もその1人で、服を買っても、持っている服を全く処分しないので、
クローゼットやタンスの中だけでなく、服を保管するための衣装ケースまで買ってしまい、
収拾がつかなくなっていたタイプなんです。
最近「断捨離」という言葉をよく聞くようになり、さすがにこれではマズイと思って
持っている服を見直して、服の断捨離を行ってみました。
断捨離で服を片付けるコツとは?
このページを見ているということは、あなたも断捨離を考えているんですね。
では何のために断捨離をするのか?あなた自身で少し考えてみましょう。
ここが明確になっていないと、必ず途中で断捨離は挫折してしまいます。
明確な目的を作る
まずは断捨離をするための明確な目的をはっきりさせておきましょう
他人に公開するものではないので、どんな目的でも構わないのですが、
- クローゼットやタンスをすっきりさせたい
- 部屋の掃除を楽にしたい
- 邪魔な衣装ケースを減らして部屋を広く使いたい
- 無駄な防虫剤や除湿剤の購入を減らしたい
- とにかく無駄な服を減らしたい
こんなところでしょうか?
ここで気を付けて欲しいのが「目的は単純なほうがいい」ということです。
「例外をつくらない」といったほうが正確かもしれません。
たとえば
- 服は整理するけど高かった服(ブランド品など)は捨てない
- 今は着れないけどダイエットすれば着れる服は捨てない
- 思い出のいっぱいある服は捨てない
- 欲しい人がいるかもしれないので捨てない
実はこれは最初に私が作ってしまった例外ルールなんです。
これでは大して服が減らないのは当然ですよね。
もちろん断捨離は失敗しました。
つまり複雑な理由や例外は失敗の元になるんです。
期限を決めること
期限を決めることも重要なポイントですよ。
- 「〇〇日までに〇〇の片付けを終わらせる」
- 「その次は△△を△△日までに終わらせる」
これをカレンダーに書き込んでおいてもいいですし、スマホのメモ帳に登録してもいいですね。
ポイントは「いつも目にするところ」ということです。
これを決めておかないと、メリハリなく毎日ダラダラと片付けてしまうので
途中で飽きてしまって、断捨離は挫折してしまいます。
私も最初にこの期限を明確にしておかなかったために、昨日はクローゼット、今日はタンスと
あれもこれもと無作為に手を付けてしまい、服を引っ張り出して、もとの位置に戻しただけ、
結局はどこも片付いていない、ということになってしまっていました。
服の断捨離の最大のコツとは?
服の断捨離のコツはなんでしょうか?
服がもったいない、いつか着るだろうと思ってしまうと、まず処分することができません。
でも多すぎる服は収納スペースの問題、着るときに迷う、前に買ったのと同じような服を買ってしまう、
さらにカビや虫の問題も発生します。
服を断捨離するということは「明確かつ単純な基準」で「置いておく服」と「処分する服」を
「感情を入れず機械的に淡々と」区分けしていくというのがコツなんです。
断捨離で服を区分する方法とは?
断捨離で「残す服」と「処分する服」を明確にする基準はどのように決めればいいのでしょう?
これは私の個人的な考え方なのですが、
- 「いつか着るかも」と思っている服は「いつまで経っても着ない」
- 「今はまだ着ない」と思っている服は「いつになっても着ない」
- 「痩せたら着る」と思っている服は「痩せても着ない」
服には流行があります。
「いつか着るかも」「今は着れない」「痩せたら着る」という服は、きれいに保管していたとしても、
デザインや色、柄などがどんどん古くなってしまい、その服を着るとき、または着ることができるように
なったときは、時代遅れの服になっていて、必ず新しい服が欲しくなって買ってしまうんです。
断捨離には何より思い切りが重要です。
「いつか」「今はまだ」「痩せたら」と仮定して取ってある服は全て処分してしまいましょう。
その他にも
- 汚れている
- 変色している
- 穴が開いている
- ほつれがある
このような服は「今すぐ修繕して着る」と思うもの以外は、二度と着ることはありません。
「いずれ修繕しよう」は「いつまでも修繕しない」と同じ意味なんです。
こういう服も全て処分してしまいましょう。
ただ、まだ傷みや汚れのある服は、修繕という手間が必要になるので処分しやすいのですが、
着ていないだけで傷みのない服(まだ着ることができる服)を処分するには、少し罪悪感というか、
ちょっともったいないな、と思ってしまいますよね。
これが断捨離の最大の敵なんです。
そんなときには、リサイクルショップに売却してしまいましょう。
フリマアプリで売却するという方法もありますが、服の販売にはお勧めしません。
というのも、私もフリマアプリで販売してみたことがあったのですが、
中古品なので返品不可としていたのに、サイズが合わない、アプリで見たものと実際の色が違う
などの理由で、強引に返品・返金を迫られてトラブルになったことがあるんです。
リサイクルショップならクレームの心配はありませんし、査定ゼロでも全て引き取ってくれる
ところもありますので、そんなショップなら返品される心配がありません。
そもそも断捨離した服が戻ってきてしまっては、元も子もありませんよね。
服を捨てるということに抵抗があるのなら、リサイクルショップを活用して断捨離をするといいですよ。
断捨離で服を処分するとどんな効果がある
断捨離をすることで得られる最大の効果は、服が減るので部屋が散らかりにくくなります。
保管している場所が少なくなるので、服を探し回るという時間が節約できます。
不要な服を入れていた場所が空くので、スペースの効率が良くなります。
部屋に置いていた衣装ケースが不要になれば、部屋が広く使えるようになり、
掃除機をかけるのも楽になります。
私が服の断捨離を始めて変わったなと思うのは、無駄な服を買わなくなったということです。
今までは同じような服を持っていても、また新しく似たような服を買ってしまっていたので、
同じような服が何着もあったのですが、今は決めた場所に保管して、着たあとは元の場所に戻す、
たったこれだけのことなんですが、服を探す手間が省けるので時間の節約にもなりますし、
ショッピングに行っても「これに似た服があるからいらないな」と無駄な服も買わなくなり、
お金の節約にもなっていると実感しています。
断捨離の効果は服だけではありません。
服を断捨離したことにより、他の場所の不要なものも思い切って捨てられるようになり、
家の無駄なものが減ります。そうすると「せっかく無駄なものを減らしたのだから」と、
今度は無駄なものを買わなくなります。服以外の無駄遣いも減るということですよね。
また「せっかくキレイに片付けたのだから」と整理整頓にも気を遣うようになります。
そうすると家の中はいつでも片付いた状態を保つことができるので、突然の来客でも慌てて
片付ける、なんていう必要もなくなります。
まとめ
もともと「断捨離」とはどのような意味なのか知っていますか?
断捨離の「断」は不要なモノが入るのを断つ、「捨」は不要なモノを捨てる、
「離」は断と捨を繰り返して、モノへの執着する気持ちから離れる、ということなんです。
つまり「不要なモノを捨ててることで、執着する気持ちがなくなる」ということですね
断捨離をしたくても「置いておく服」と「処分する服」の選別さえ面倒なんて思っていると、
いつまでたっても断捨離なんてできません。
着ない服は思い切って処分して、自分が必要な枚数にすることで得られるものもあるので、
クローゼットやタンスの管理ができていなければ、まずは服の断捨離に取り組みましょう。
捨てることに抵抗があればリサイクルショップを活用することもできます。
今はネットで申し込めば、引き取りの手配から査定まで自動でやってくれるところもあります。
断捨離で服を片付けると、波状効果として家の他の部分も片付けられるようになりますよ。