自分の子供が大きくなることは、とてもうれしいことです。
でも毎年どうしようかと頭を悩ませるのが、お誕生日のお祝いプレゼント。
あなたは、どのようなものを選んでいますか?
私の子は3つ違いの男の子が2人なのですが、プレゼントを選ぶ基準として考えているのは、
長く大切に使って飽きずに遊べるもの、兄弟で一緒に遊べるものを選んでいるのですが、
上の子の4歳の誕生日プレゼントが思わぬ成長を感じさせてくれるものになりました。
4歳の誕生日にプレゼントしたおもちゃに大喜び
当時、4歳になる上の子が絵本などの恐竜にはまっていたので、恐竜関係のおもちゃで、
ブロック遊びや積み木などで何かを作ることも好きだったので、誕生日に「恐竜のLEGO」
をプレゼントすることにしたんです。
そして、お誕生日に息子へ渡すと飛び回って大喜び!
やはり日ごろから、親が子供の興味あるものや、好きなことを知っておくことは
とても大事なことなんだな、と改めて強く感じました。
実はこのプレゼントの恐竜は、対象年齢が「2~5歳向け」より1つ上の
「6歳以上」というものだったので、少し組み立てが難しいかなとも考えたのですが、
簡単に作れるものでは飽きてしまいそう、多少の困難なことも乗り越えて欲しい、
という夫と私の思いから、あえて1つ上のランクのものを選んだんです。
もしかすると難しくて、途中で投げ出してしまうかも知れないな、と心配していましたが、
プレゼントをもらった息子は、寝る時間も惜しんで、説明書とにらめっこをしながら、
黙々と恐竜を組み立てていました。
息子に、こんな集中力や持続力あるとは思っていなかったので、本当に驚かされました。
ただLEGOは「はめる(組み立てる)」ときよりも「外す(分解する)」ときに力がいるので、
4歳の子では力が足りなくて、大人が手伝ってあげなければならないこともありました。
同じブロックでも「ダイヤブロック」ならLEGOと比べると取り外しも楽にできるので、
子供の年齢や成長によっては、そちらを選んだほうがいいかもしれませんね。
4歳の子が遊びながら成長していてビックリ!
幼稚園から帰ってきたら、すぐLEGO。
誕生日から半年ほど過ぎた今も、息子はそんな日々が続いています。
ただ「お兄ちゃん大好き」な弟は、兄が幼稚園から帰ってくると、一緒に遊んでほしくて、
ずっと兄にくっついてまわります。そんな調子なので、せっかく作った兄のLEGOを
弟が壊してしまうということが何度もありました。
一所懸命に作ったものを壊されてしまった兄は、そのたびに弟を怒り続けていました。
先週は次男が1歳になり、それぞれの実家や我が家で盛大に誕生会を何度もやりました。1歳はめでたい、よくちゃんと大きくなった。
今朝は3歳1歳が兄弟げんか、3歳の作ったレゴ作品を完膚なきまでにぶっ壊…https://t.co/0pQkXlKDlE #NewsPicks
— 三上俊輔 Shunsuke Mikami (@mikamika8375) November 13, 2017
この兄弟さん、ちょうどうちの子供と同い年です。
どこの家庭でも兄弟がいると、こういうことが起こるんですね。(笑)
私は上の子の腹立たしさもわかるのですが、下の子も悪気があって壊しているわけではなく
「怒らないでまた作ったら?」と軽く上の子をたしなめていました。
壊されたときは上の子も「もう作れないよ」と、やる気を失くしてしまっていました。
せっかく作ったLEGOを何度も壊されてしまうので、上の子の気持ちは萎えてしまいますよね。
でもしばらくすると、恐竜が好きだからか、また外して組み立て始めていました。
そんな日が続いていたある日、相変わらず兄が自分の作ったLEGOを壊した弟を怒りながらも、
だんだんと言葉が変わってくるようになってきたんです。
「も~、また壊して~。触らないでって言ってるでしょ!!」
「・・・でも、いいよ。また作ればいいから」
自分でそう思ったのか、私が「また作ったら」と言い続けていたからなのか、どちらかわかりませんが、
上の子には「壊れた → 作り直す」という建設的な考え方ができるようになっていました。
たしかにLEGOは「組み立て」「分解」を繰り返して遊ぶおもちゃです。
でも自分が組み立てたものを、自分以外の人に壊されてしまうと、それも何度も繰り返されると、
大人でも腹立たしいものですよね。
うちの子は、LEGOを通じて、他人に何か邪魔をされたときやイレギュラーが起こった時に
「あらためて最初からやり直せばいい」ということを考える訓練ができたのかな、と思います。
まとめ
また、幼稚園でこんなこともあったんです。
お昼ご飯のお弁当の時間、先生が見ていないときに、弁当箱の中にお茶を流し込むように
入れてしまったらしいんですね。
「なぜそんなことをしたの?」と子供に理由を聞くと
「ご飯が硬かったのでお茶を入れて柔らかくしただけだよ」
と平然と答えたんです。
そういえば、何度も弟にLEGOを壊されるので、自分で椅子を持ってきて、
弟の手の届かない高い位置にLEGOを置くようにしていたな、
ということを思い出しました。
どうやら上の子にとってLEGOは単に組み立てて遊ぶだけのものではなく、
そこから起こる問題をどうしようかと、考える力も身に付けていたようです。
最初は誕生日のプレゼントに恐竜の図鑑やフィギュア人形なども考えていたのですが、
たとえば図鑑を弟が破いてしまったら上の子はどうしていただろうか、
フィギュア人形を弟が失くたらどうしていただろうか、と考えるときがあります。
親にとって年1回の子供の誕生日のプレゼントは、あまり深く考えずに
- 子どもの興味あるもの
- 子供が好きそうなもの
- みんなが持っているもの
- そのときに流行っているもの
などを選んでしまいがちですが、それだけを基準にするのではなく、
「そのプレゼントを子供がどのように使うか」というところまで考えておくのも必要なことだ、
ということを、今回の件で私は逆に子供に教わったような気がしています。