夫婦の子育てで意見が合わず喧嘩?親の価値観より重要なのはコレ!

育児
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育児の方針に正解なんてありませんよね。

でも「正解がない」からこそ、夫婦で意見が違ったときは困ったことになります。

我が家でも、子供の育児で夫と意見が合わなかったこともありますよ。

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夫婦の子育てで意見が合わなくて喧嘩に

我が家のように夫婦で子育ての意見が合わないときは、夫の意見を尊重するか、

それとも私の意見を通すかで、喧嘩になることもありますよね。

 

育児方針に「これが正解!」というものはありませんが、「我が家のルール」というものは、

どこの家庭でも考えますし、作ろうとするでしょう。

 

例えば

「のびのび育てたい」

「しっかり勉強させたい」

「休日は基本的に家族で過ごしたい」

「個々のプライベートを優先させたい」

 

どの考え方も、それぞれの家庭事情や親の考えがあってのことなので、

どれも否定や批判されるようなことではありません。

が、夫婦で考え方が大きく違うと、夫婦喧嘩や、最悪の場合には離婚にまで

なってしまうこともあるんですよ。

 

我が家でも私と夫の子育てに対する価値観は全く違います。

 

お互いに育ってきた環境が違うんだから、それぞれの価値観は違って当然なんですが、

子育てに関してあまりにも考え方が違い、よく喧嘩になることがありました。

 

大きな違いを感じるところは、勉強に関することです。

 

私も夫も、良い成績を取って欲しい、と思わないところは同じなんですが、

日々の宿題や、夏休みや冬休みの宿題、期限のある提出物に関しての考え方が全然違うんです。

 

私は宿題や提出物は早めに取り組んで、必ず期限までに提出させたいと思っているのですが、

夫は最終的にやらなければ困るのは子供なので、やりたくなければ無理にやらなくてもいい、

という考え方なんですね。

 

私も「最後に困るのは子供」という部分には共感できなくもないんですが、

「やりたくなければやらなくていい」という考え方には、どうしても納得できないので、

いつも喧嘩になってしまっていました。

 

私「やらなくていいっていうのはダメでしょ。やらなければいけないことは、嫌でもやらせなきゃ!」

夫「やらなきゃいけないことをやらずにいて、自分が困れば気付いてやるようになるだろう。」

私「場合によっては人に迷惑をかけることもあるんだよ!」

夫「迷惑をかけてしまえば、なおさら自分で気付けるだろう」

 

また「子供との休日の過ごし方」にも大きな違いがあったんです。

子供も中学生になってくれば、部活動など休日でも子供がいない日も出てくるし、

子供同士でお友達と遊びに行って家にいない日も増えてきます。

 

私にとって、それは子供が成長すると、ごく自然なことだと思っていたのですが、

夫は休日はできるだけ家族で過ごしたいと思っていたようです。

夫は平日は仕事があって、子供と家で顔を合わせるのが時間が夜という限られた時間しかない、

ということはわかります。が、だからといって休日の子供の時間まで全て親の思い通りにしようと

するのは違和感というか、抵抗があるんですね。

 

夫「なんで毎週遊びに行っていないんだ!?」

私「お友達と遊ぶ約束してるんだからいいじゃない」

夫「先週も遊びに行ってただろう?」

私「そうだけど、なにか予定でもあったの?」

夫「予定はなくても家族一緒に過ごせる日がないと、子供の様子が分からないだろう!」

私「平日でも休日でも家に帰ってきた時に話をしたらいいじゃない。」

夫「そんな短い時間で何が分かるんだ!」

 

どちらの例も、私と夫の考え方は合いませんが、間違ってはいないんですよね。

私の考え方が正しいと感じる人もいれば、夫と同じ考え方の人もいるでしょう。

これは個人的に「何を優先するのか」という、小さな価値観の違いだけなんです。

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夫婦の子育てで価値観より重要なことは?

我が家と同じように夫婦で価値観が違い、意見が衝突することもあるでしょう。

例えば

  • 食事のときにテレビを見る、見ない
  • 宿題は学校から帰ってきたらすぐにさせる、夕食後に落ち着いてからさせる
  • 習い事に行かせる、行かせない

などなど、

こんな些細なことで、あなたの家庭でも夫婦で意見が合わないことはありませんか?

 

夫婦の考え方の違いで、違和感やストレスを感じなくなることはないと思います。

ただ解決策はあるんですよ。

それは夫婦の主張をぶつけ合うだけでなく、まず子供のことを第一に考えてあげることです。

そしてその後に夫の意見と自分の意見を合わせたものを、子供に「提案」することです。

 

我が家の宿題や提出物で言えば

まず子供に「宿題をやらないと、どんなことになるか」というデメリットを理解させてから、

「宿題や提出物にかかる時間がどのぐらい必要なのか?」ということを考えさせました。

もちろん、提出間際になって完成していなくても、親は手伝わないということも伝えています。

 

こうすれば「子供は自分でどうすればいいのか」ということを考えるようになりますよね。

夫婦の価値観の違いを、そのまま押し付けるだけでは子供は単に混乱するだけです。

この「子供にどうするか考えさせる」ということが一番の重要なポイントなんです。

 

休日の過ごし方については、子供の方から「(部活がなければ)月に1回は家族で過ごす日を作る」

ということを言ってきました。これも子供には、休みの日の行動の優先順位を考えさせたうえで、

夫婦の意見をまとめて「お父さんは仕事で平日は帰ってくるのが遅いから、たまには休みの日に

ゆっくり学校のことや部活のことなんか話がしたいみたいよ」と伝えただけです。

結局「どうするのか」は夫婦が決めることではなく、「子供に決めさせること」なんですよね。

 

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まとめ

夫婦であっても育ってきた環境が違うので、それぞれの価値観は違って同然なんです。

ただ夫婦で異なっている価値観を別々に子供に伝えるのではなく、まずは子供のことを考え

そして夫婦で話し合って「子供にどうしてほしいか」という意見をまとめ、

それを子供に押し付けるのではなく、提案してみることです。

夫婦で話し合っても、子供にも子供の事情(部活や友達付き合いなど)がありますから、

「お父さんとお母さんが話し合って決めたことだからこうしなさい」と命令してしまうと

子供が反発してしまうので良くありません。必ず最終的な決断は子供にさせるべきです。

そうすることによって、子供には自覚や責任感が芽生えてきます。

子育ては親の価値観も重要ですが、それよりも親の価値観にとらわれすぎてしまって、

子供の価値観を伸ばす、考える力をはぐくむ、ということを忘れてはなりません。