保育園の熱でお迎えの連絡が...でも仕事を休めない!?

育児
この記事は約6分で読めます。

子供を保育園に預けていると、仕事中に保育園から電話が入ることがありますよね。

私も「子供さんに熱があるのですぐに迎えに来てください」と何度も保育園から

電話がかかってきたことがあります。

出かける前は大丈夫だったのに、保育園に預けて職場についた途端に「熱が・・・」と

電話がかかってきて、始業前に子供を保育園に迎えに行って自宅にとんぼ返り、

なんていう日もありました。

ではこの保育園から子供が熱を出したときに保護者に連絡する基準はあるのでしょうか?

 

スポンサーリンク

保育園から発熱でお迎えの連絡が...

子供が熱を出すと保育園から連絡がくるのは、決まって37.5度を超えた時なんですね。

この37.5度という体温は大人からすると、微熱を超えた高熱に近い部類ですよね

ではなぜ保育園は子供が37.5度の熱を出してから連絡するのでしょうか?

37.5度の熱で連絡する理由

私が気になって保育園で聞いたところ、1つは幼児の体温は大人よりも高く、

およそ37.0度が平均的な平熱なので、そこに0.5度までを個人差や日差、

興奮したり走り回ったりした誤差と考えて、37.5度を超えると「発熱(熱がある)」

と判断して保護者に連絡するようにしている、とのことでした。

もう1つは、インフルエンザなど高熱の出る感染症の疑いがあるときにも、

37.5度という体温が基準になるんだそうです。

 

職場で別の保育園に預けている同僚たちに聞いても、同じように37.5℃を超える熱が出ると

保育園から連絡が入るということだったので、ほとんどの保育園が37.5℃を呼び出しの

基準にしているのかも知れませんね。

 

私は保育園で子供の平熱がもともと高いという話を聞いていたので、37.5度の熱が出て

保育園から自宅に連れて帰ってきても、食事、水分補給、睡眠などが普段と変わりなく

できていれば、すぐに病院には連れて行かずに、自宅で様子を見るようにしていました。

 

ただ、37.5度から、さらに熱が上がると、インフルエンザなどの高熱の出る感染症や

「熱性けいれん」を起こすことも考えられます。子供が自分から「しんどい」と言ったり、

元気がない、食事を摂らないという症状が出た時には、早く病院に連れていきましょうね。

※「熱性けいれん」とは

37.5度以下の熱でも連絡が入ることも

子供の熱が37.5度未満の場合でも保育園からお迎えの連絡が来ることがあります。

当時、私の子供の熱は37.2度と誤差範囲の平熱だったのですが、

  • いつもと少し様子が違うように感じた
  • 保育園で同じように熱を出す子が多かった
  • インフルエンザが流行している時期だった

という理由から、保育士さんの判断でのお迎えの電話でした。

 

この時は帰宅して、あらためて熱を測ると38.0度を超えていたので、病院に連れて行ったら

インフルエンザに感染していました。

保育園などの多くの子供が一緒に過ごすところは、ウィルスなどで感染する病気は広がりやすく、

子供の様子がおかしいければ、感染している可能性もあるので、平熱の範囲であっても、

お迎えの電話が入ることがあります。

また子供から保育士さんに感染してしまうと、保育士さんの人数が減ってしまって、

子供たちに充分な保育ができなくなり、最悪の場合は休園になってしまいますよね。

スポンサーリンク

保育園で子供が熱を出したけど仕事を休めない

子供を保育園に預けて働きに出ていても、子供が急に熱を出して、仕事を早退したり

休まなければならなくなることもありますよね。

子供の病気による早退や欠勤は仕方がないことなのですが、その回数が増えてくると

気も遣いますし、業務に支障を来たすことがあるかも知れません。

どうしても早退できないときや、休めないときは、家族や実家、仲のいい友人に代わりに

子供の面倒をみてもらうというのがいいですよね。

もし家族や実家、友人に頼めないときには「病児保育」や「ファミリーサポートセンター」を

利用するという方法もあります。

※ 病児保育とは

※ ファミリーサポートセンターとは

 

ただ子供が病気になってしまうと、子供の体調が心配で、ママは仕事が手につかないかも知れません。

子供にとっても体調が悪いのにママがおらず、家族や実家で祖父母と一緒にいるのならともかく、

いつもと違う環境にいるというのは、とても不安なはずです。

どうしても業務に支障を来たしてしまうとき以外は、仕事は早退や休暇を取りましょう。

極論すれば、仕事は代わりの人がいても、子供にとってのママはあなただけです。

 

そのためには普段から職場で上司や同僚とのコミュニケーションを充分に取っておき、

保育園から急なお迎えの連絡がきたときには、早退・欠勤するかもしれないということも

ちゃんと伝えておかなければなりません。

そして実際に早退・欠勤した時には、次に出勤したときに迷惑をかけて申し訳なかった

ということと、仕事をフォローしてもらったお礼を、上司だけでなく同僚や仕事を手伝って

くれた人にも言っておきましょう。

 

ただ、私は管理職の経験もあるのですが、実はこれだけでは不充分なんです。

仕事をしているときには、子供を保育園に預けている人も、子育ての終わった人も、

独身の人も関係ありません。

むしろ子供を保育園に預けていると、急に早退や欠勤をしなければならないので、

仕事は普段から他の人より一所懸命に取り組むよう心がけておきましょう。

また自分の手が空いていたら、忙しそうな人の仕事を手伝ってあげることも重要なことです。

自分が急な早退・欠勤をしたときには、誰かが代わって自分の仕事をやってくれているので

当然のことですよね。

 

ここまで真剣に仕事に取り組んでいれば、もし急に早退・欠勤しても上司や同僚から白い目で

見られることはありません。むしろ快く仕事を引き受けてもらえます。

逆に「私は子供を保育園に預けているのだから急な早退・欠勤があるのは当たり前」などと

特権階級のように考えていると、職場の中で孤立してしまい、他部署への配置転換や退職を

申し出ざるを得なくなってしまいますよ。

スポンサーリンク

まとめ

働くママにとって、保育園からのお迎えの電話がかかってくるとドキドキしますよね。

ただ子供は体温が高く、熱にも強いので普段通りの生活ができていれば、

保育園から家に連れて帰ってきても、それほど心配することはありません。

 

ただ37.5度よりもさらに熱が上がって38.0度を超えると、インフルエンザなどの感染症や

熱けいれんを起こす可能性もありますので、すぐに病院へ連れていきましょう。

 

仕事中に保育園からお迎えの電話がかかってきたら、どうしても外せない仕事があるとき以外は、

なるべくママが迎えに行ってあげるようにしましょう。そのためにも普段から上司や同僚には

いつも感謝の気持ちを持って、一所懸命に仕事をしておくことが大切です。

 

「自分は子育てをしながら仕事をしているから、子供が具合が悪い時は早退や欠勤するのは当然」

とばかりの態度を取り続けていると、どんどん自分の居場所を失くしてしまうことになりますので、

くれぐれも気を付けましょう。