キッチンの掃除におすすめの方法!手間をかけず見違えるほどキレイに!

掃除
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普段から整理整頓、清潔にしていたいとは思っていても、ガンコな油汚れが取れなかったり、

いつの間にか物があふれてゴチャゴチャしてしまうキッチン...。

 

整理整頓はともかく、キッチンの掃除には、たくさんの専用洗剤を揃えなければ

ならないと思い込んではいませんか?

実は汚れの種類に適したものを使えば、そんなにたくさんの洗剤を揃えなくとも

ほんの数種類のものを使うだけでキレイにすることができるんです。

そんなキッチンのお掃除方法をご紹介したいと思います。

 

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キッチンの掃除を始める前に 断捨離

まず掃除に取り掛かる前に、キッチンを細かく見渡してみましょう。

あちこちに本当に必要なものか、わからないものがたくさんありませんか?

例えば・・・

  • アイスクリームを買った時についてきた使い捨てのスプーン、
  • 刺身を買ってきたときに、もらいすぎた小袋のワサビや醤油、
  • はるか昔に消費期限が切れてしまった調味料やサラダオイル、
  • 何かに使えるかも知れないと取っていた空き箱や空きビン、
  • ほとんど出番のない鍋やフライパン、何かでもらった食器

...などなど、

自分が思っている以上に、不要な物であふれているのがキッチンです。

不用品を処分するだけで、かなりスッキリするはずですよ。

 

食器棚の中などの収納場所、さらに冷蔵庫の中もじっくりと見てみましょう。

以前は使っていたけれど、ほとんど現在も今後も使うことが少ないと思うもの、

無駄に買い込んで長いこと冷凍庫に入ったままのものはありませんか?

特に冷蔵庫や冷凍庫に使わないものばかり詰め込んでしまっていると、

それだけで無駄な電気量がかかってしまっているんですよ。

 

これはキッチンに限ったことではありませんが、使わないものは捨てるということ

いわゆる「断捨離だんしゃり」はどんな掃除でも基本です。

まずはここから始めましょう。

 

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キッチンの掃除に必要なもの

さて断捨離だんしゃりが終わったところで、キッチンのお掃除に必要なものを

紹介していきましょう。大量の洗剤を使わなくても驚くほど簡単にできますよ。

重曹とクエン酸

掃除によく使われる洗剤の王道といわれる重曹じゅうそう

粉末のままかけて使ってもいいですし、少し水を加えてペースト状にすれば、

クレンザーのようにして使うこともできます。

 

重曹だけで落ちない頑固な汚れには、洗濯用などの粉末の石鹸を加えると、

さらに洗浄効果がアップしますよ。

 

また、これもよく掃除によく使われる「クエン酸」

こちらは固形(顆粒)ではなく水に溶かして汚れ落としに使います。

ただしクエン酸を金属(鉄)の部分に使用したときに、洗い流しや拭き取りが不十分だと

サビの原因にもなりますので、丁寧な洗い流しや拭き取りが必要です。

 

さて、重曹とクエン酸の使い分けですが、大きく分けると

重曹は油汚れに効果を発揮し、クエン酸は水アカに効果があります。

 

これは重曹がアルカリ性なので酸性の油汚れに強く、

逆にクエン酸は酸性なのでアルカリ性の水アカに強いという

化学的な性質の違いがあるためです。

汚れの種類によって、重曹とクエン酸を使い分けましょう。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダ」とは、重曹と炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)の化合物です。

先ほどの重曹は弱アルカリ性ですが、セスキ炭酸ソーダは強アルカリ性になります。

言い換えると「重曹よりも油汚れに強い物質」という見方もできますよね。

 

実は、一般的に使われる家庭用洗剤には界面活性剤と呼ばれる物質が含まれているので

手荒れの原因にもなりやすいのですが、セスキ炭酸ソーダは天然物質から作られているため

手荒れも起こしにくく(ただし肌の弱い方はキッチン手袋を着用してくださいね)、

また子どもにお手伝いをさせるときでも、安心して使わせることができますよ。

 

セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい性質があるので、霧吹きなどに入れて吹きかければ、

広い範囲の掃除ができます。

 

ただし鍋の焦げ付きなどの、こびりついた汚れは重曹の方がおすすめです。

これは重曹はクレンザーとして使うことができるので、

「洗剤とクレンザーのどちらが焦げ付きを落としやすいか」と考えると

分かりやすいのではないでしょうか。

 

また重曹もセスキ炭酸ソーダも、熱湯で溶かしたときの泡がコゲを

浮かせる効果があります。ただ重曹の方が多くの泡が出るので、

こちらの使い方でも、重曹のほうがおススメですよ。

重曹の使うときの注意

重曹はどんな掃除にも使えるものと思いがちですが、アルカリ性なので

アルミや銅に使ってしまうと変色したり色落ちしてしまったりすることが

あるので、そのようなものの掃除に重曹は使わないでおきましょう。

 

またワックスを塗っている床などでは、ワックスが剥げ落ちてしまうことがあるので、

そのような場所には重曹ではなく、専用の洗剤を使うようにしましょう。

 

また重曹は湿気に弱く、水分を含んでしまうと固まってしまうという欠点もあります。

保管するときには、直射日光や湿気の多い場所をさけて、きっちりと密閉できる容器に

入れて保存するようにしましょう。

これらの注意点は、セスキ炭酸ソーダも原料に重曹を使用しているので同じです。

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キッチンの掃除をやってみよう

それではここから部位ごとに掃除をしていきましょう。

基本的に使う洗剤は「重曹」「クエン酸」「セスキ炭酸ソーダ」と

家庭にあるものでできることばかりです。

シンク(流し台)

洗い物がすんだら重曹の粉末をかけて全体をこすって洗います。

これだけで油汚れなどが落ちて、かなりキレイになりますが、

蛇口などの水アカが気になる時は、クエン酸を水に溶かして拭き取りましょう。

 

また料理で「じゃがいも」を使った時は、皮は捨てずにシンクの掃除に使いましょう。

じゃがいもの皮のでんぷんが、クレンザーの代わりに使うことができるんです。

排水口

排水口はどうしてもヌメリが気になるところです。

重曹をペーストにしてクレンザーの代わりにして、使い古した歯ブラシ

しっかりと擦りましょう。

 

また少し臭いはキツくなりますが、温めた酢をかけると汚れが浮き上がるので

キレイになりますよ。ただし酢は長時間放置すると、配管を腐食させたり、

シンクを痛めてしまうこともありますので、配管にも酢が残らないように

ていねいに水で洗い流しておいてくださいね。

 

またヌメリの予防には、アルミホイルを丸めたもの(使ったもので構いません)を、

排水口のゴミ受けの中に入れておくと、細菌の繁殖を抑えることができますよ。

さらにカビ対策にもなりますよ。

換気扇

大掃除のときに、こびり付いた油汚れを落とすのに苦労しますよね。

 

これは重曹を溶かしたお湯に、おおよそ30分ほどつけておくだけで、

見ていて面白いほどに、油汚れがみるみる浮き上がってきますよ。

大抵の場合、それだけでキレイになるのですが、それでも汚れが残った場合は、

セスキ炭酸ソーダを吹きつけ、しばらく放置した後で拭き取りましょう。

 

ただしマンションの換気扇や、システムキッチンに組み込まれた換気扇は

自分で外そうとするとケガや感電する恐れがあり、とても危険ですので

必ず専門業者にクリーニングを依頼してくださいね。

 

コンロやガスレンジ

最近はIHヒーターや、ガスレンジでもガラスTOPのものが増えてきているので

掃除も楽になってきていますが、それでも掃除をしないと汚れがこびり付きます。

ガスコンロは使い終わって、まだ温かいうちに火傷やけどに気を付けながら、

水拭きしておくのがコツです。これだけでずいぶん汚れの付き方が変わってきます。

 

また拭きこぼれなどで汚れが固まってしまった場合には、ペースト状にした重曹を塗り、

しばらく放置してから拭き取ると、油汚れがキレイにおちますよ。

 

なおガスレンジ横壁の油汚れには、重曹よりセスキ炭酸ソーダを使って拭き取ったほうが

汚れ落としは楽で早いですよ。

冷蔵庫

冷蔵庫の中の汚れを取るのにも重曹がおすすめです。

重曹を水に溶かして霧吹きに入れて、吹き付けた後に、そのまま拭き取るだけで

簡単に汚れを落とせます。(セスキ炭酸ソーダでも同じ方法で掃除できます)

 

食べ物を保存する場所なので、なるべく洗剤は使いたくありませんよね。

でも重曹ならそんな心配もなく、安心して掃除できるので最適ですね。

 

また重曹には汚れを落とすだけではなく、消臭効果もあるんです

冷蔵庫の中は色々なニオイが混じりあってしまっているので、

粉末状の重曹を冷蔵庫の中に入れておくだけで、活性炭や備長炭ののような

消臭作用があるんですよ。(重曹をこぼさないように注意してくださいね)

 

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キッチンの掃除のまとめ

スーパーやホームセンタなどに行くと、さまざまなキッチン用の洗剤が販売されているので、

どれを買えばいいのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

 

ついつい、たくさんの種類の洗剤を買わなければ思いがちなキッチンの掃除ですが、

汚れの種類を知っておくと意外と簡単にできるものなんです。

 

キッチンの掃除で最も重要なポイントは、

「使わないもの」と「汚れ」をため込んてしまわないこと!

こまめに整理・掃除をして、いつもきれいなキッチンで気持ちよく過ごしたいですね。