台風っていつから注意が必要 勢力が弱まるのはいつまで?

上空からの台風の雲生活
この記事は約4分で読めます。

夏休みや秋の行楽で出かけようと思ったら、急に台風が近づいてきたということは、夏や秋には

起こりがちなことですよね。

ところでこの台風って、発生からどのぐらいの期間が台風の影響があると考えればいいのでしょうか?

スポンサーリンク

台風はいつから注意が必要

テレビの天気予報

台風が発生してから勢力が衰え、温帯低気圧や熱帯低気圧に変わるまでの期間は、

平均して5~6日程度です。

ただしこの日数は、あくまで平均日数なので、発生してから2~3日で勢力が衰えてしまうものも

あれば、逆に長いものでは20日近くも台風の勢力を保ち続けたものもあります。

これは台風が発生した時の気象条件によって大きく変わりますので、台風の進路にあたるところに

出かける予定を立てるときは、くれぐれも台風情報に注意して無理のない計画を立ててくださいね。

スポンサーリンク

台風の勢力にはいつまで気を付けるべき

窓に打ち付ける大雨

台風の勢力が衰えて、温帯低気圧や熱帯低気圧になっても油断はできません。

台風では中心に強風が集中していますが、温帯低気圧では広い範囲で強風が吹きます。

つまり台風の勢力が衰えて温帯低気圧になっても、温帯低気圧になった後の方が、台風が

来ているときより、強風の吹く範囲が広くなるということなんです。

また稀に台風の勢力が衰えて熱帯低気圧に変わることがありますが、これは台風と比べて

中心の風力が弱くなっただけで、基本的には台風と同じものだと考えてください。

スポンサーリンク

台風の情報はどのように判断するの

アプリで見る天気予報

台風情報では「大型で強い台風」というような表現をされますが、これは何を意味しているのでしょうか?

まず台風の大きさ(「大型」という部分ですね)から説明します。

種 別秒速 15m 以上の風速が吹く範囲
大型(大きい) 半径 500km以上 ~ 800km未満
超大型(非常に大きい) 半径 800km以上

つまり台風の中心から、かなり離れた距離でも秒速15メートル以上の強風が吹く危険があるんですね。

行楽地などが台風から離れていても、「まだまだ台風が離れているのでまだ出かけても大丈夫」とは

決して考えないでください。進路図の予報円に近づいてきたら行楽地へ出かけることは控えましょう。

 

そして台風の勢力(「強い」という部分ですね)は、このような基準になっています。

種 別最大風速
強 い 秒速 33m 以上 ~ 44m 未満
非常に強い 秒速 44m 以上 ~ 54m 未満
猛烈な 秒速 54m 以上

この基準になっていますので、台風の進路に当たるときは、くれぐれも注意してくださいね。

ちなみにこの風力が、具体的にどのぐらいのものなのかは、気象庁のサイトに詳しく記載が

ありますので参考にしてください。

 

台風でせっかく楽しみにしていた行楽にでかけられないと、残念な気が勝ってしまって、時には

「せっかく計画を立てたので強引に出かけてしまおうか」とも思ってしまうかもしれません。

でも台風の雨や風が思っていたよりも早くやってきて、身動きが取れなくなることもあります。

くれぐれも台風が近づいてきているときには、迷わず行楽に出かけるのは延期しましょう。

また台風の勢力が弱まったからといって、すぐに出かけるのも危険なんです。

というのも、台風が過ぎ去った後もしばらくは強風が吹き荒れることもあります。

せっかくの行楽に「~だろう」という安易な判断は危険です。楽しい思い出が残せるように、

台風が近づいているときや、過ぎ去った直後の不要不急の外出は控えるようにしましょう。